パチンコ店は、負けた客から嫌がらせを受けることが少なくないといいます。それは軽い嫌がらせだけでなく、衝撃的なものもあるようです。そんなパチンコ店での出来事を描いた漫画『嫌がらせランキング』(作:邑田さん)がX(旧Twitter)に投稿されると、2.9万件の「いいね」と約300件のコメントが集まりました。
同作は作者が働いていたパチンコ店で実際に体験した「負けた客から嫌がらせ」の中から衝撃的だったものをランキング形式で紹介しています。まず第3位は「落書き」です。
パチンコ店のトイレは告知物が多いため落書きされやすいのです。単純な悪口がほとんどですが、ギャンブル依存症についてのポスターに「お前らのせい」と書かれている様子から作者は「魂の叫び」を感じるのでした。
落書きよりも迷惑な嫌がらせに第2位の「呼び出しボタン全押し」があります。パチンコ台の上には、1台につき1つずつ店員を呼ぶためのボタンがあり、これをすべて押しながら歩いて回るという行為です。
このボタンは1度押すと、再度押して消さなければならない仕組みのため、この嫌がらせ行為をされると店員は店中を駆け回ることになりとても手間がかかります。
そんな「呼び出しボタン全押し」よりも衝撃的だった第1位の嫌がらせは、「店のマスコットキャラを紙粘土人形で作って正面入口に置く」です。しかもこの人形には色まで塗られており、そこに「クソ店」や「エンカク(台を遠隔操作しているという意味)」といった言葉がびっしりと書かれていました。
スタッフたちは「憎い店のキャラをわざわざ紙粘土買って、色まで塗って執念がすごい」と驚愕したそうです。この人形のクオリティは、これをみて感動したスタッフたちの手によって休憩室に飾られるほどでした。
読者からは「店のマスコット人形作るまでするのは愛でしかない」や「パチンコ屋のトイレがめちゃくちゃ綺麗なのは、嫌がらせ対策にしょっちゅう点検してるから…?」、「トイレのドアの内側にでかでかとぼったくり店!!って油性マジックで書かれてましたね~」などさまざまな声や体験談があがっています。そんな同作の作者である邑田さんに話を聞きました。
今でも職場で伝説として語り継がれていた
―このエピソードを漫画として描こうと思われたきっかけがあれば教えてください。
パチンコ店への嫌がらせはよくあることなのですが、そのよくあることの中に一際輝く独特なものがあり、今でも職場で伝説として語り継がれていたので、皆さんにも披露したくて漫画にしました。
―同作に寄せられたコメントで印象に残っているものを教えてください。
「うちの店でこんな嫌がらせ見たことない」というコメントもあれば「優しいじゃん、私のとこはもっと酷いことがあったよ」というマウント取りコメントがあったことですね。ホールによってお客さまからの憎まれ度の差が分かって興味深いです。
―お客さんから嫌がらせを受けることも多いとのことですが、パチンコ店で働くうえで心がけていることや、大変だと感じる点があれば教えてください。
お客さまの話を根気強く聞くこと、お客さまを敵視しないことを心がけています。お客さまが来店して遊技してくれないと意味がないので。
ほとんどのお客さまは店内ルールを守って遊技されてますが、一部の方は嫌がらせはもちろん、年齢を偽ったり酒気帯びや台の掛け持ちなど違反行為が見られるので、そういった方を減らしていく注意喚起が大変です。日々お声がけさせて頂いてますが、なかなか減りません。
<邑田さん関連情報>
▽X(旧Twitter)
https://x.com/murata116
▽書籍『いつも心に7テンを』(Amazon)
https://amzn.asia/d/037T7nAs