どれだけ好きな人であっても、価値観が合わないことはあるものです。その違いから別れを選んでしまうこともあるでしょう。B.B軍曹さんの『結婚の決め手となったエピソード』は、そんな「違い」をどう捉えるかという、本質的な視点を教えてくれる作品です。
物語は作者と夫の髭さんが、まだ結婚前に付き合っていた頃の出来事から始まります。当時、髭さんは海外出張が多く、なかなか会えない日が続いていました。作者はふと、予定が空いていないか連絡を入れますが、すぐに返答がなかったことで「忙しいのに、わがままを言ったかも」と反省し、すぐに「ごめん、今の話は忘れて」と言いました。
一方の髭さんは、金曜日に帰国したばかりのタイミングで本来であれば疲れも溜まっており、予定を空けるのは難しい状況でした。しかし彼は「空ける」と答えてくれたのです。自分の忙しさを言い訳にせず歩み寄ろうとしてくれる姿に、作者は深い愛情を感じたといいます。
かつての作者は、自分と髭さんの価値観が全く違うことに戸惑う時期もあったのだそうです。しかし大切なのは、価値観の違いを「間違い」として正そうとするのではなく、「面白い」と笑って許し合えるかどうかだと髭さんは語ります。一緒にいる相手次第で、違いはストレスにもなれば、新しい世界を見せてくれる刺激にもなるのです。続けて髭さんは、価値観の違いを許し合える人こそ「相性がいい」だと語りました。
同作について、詳しい話を作者のB.B軍曹さんに聞きました。
「価値観の違い」は「当然」という考え方
ー会いたいと連絡したものの、途中で忙しいかもと思い直したのはどうしてだったのでしょうか?
当時の私は、「会いたい」と思っても、それをそのまま伝えていいのか少し迷うタイプでした。相手が忙しそうだと、「今言うべきじゃないかも」「負担になるかも」と1度ブレーキを踏んでしまう。だから本当は「会いたい」が主語だったのに、途中から「空いてたらでいいんだけど」みたいに遠慮してしまう。
でも髭はそこを一切読まずに、「空ける。俺も会いたいから」と返してくれたんですよね。ライフステージや環境によりけりだとは思うものの、この人は生活の都合じゃなくて、人との関係を優先できる人なんだなと感じたのが、大きかったと思います。
ー「価値観も全然違った」とのことですが、具体的にどのような部分に違いを感じられましたか?
1番違ったのは「物事の受け取り方」でした。私はどちらかというと慎重で、起きていないことまで想定して不安になるタイプです。一方で髭は、起きていないことは問題にしない、起きたら考えればいいというスタンスでした。
例えば同じ出来事があっても、私は「大丈夫かな」と考える。一方、髭は「どうしたら面白くなるかな」と考える。視点そのものが違うんですよね。
最初はその違いが「合わないかもしれない」と思う理由でしたが、だんだん同じ人といるよりも、違う人といる方が人生が広がる。人1人の人生を生きるのに、2人分の人生を楽しめる感じ。お得だな!(笑)と感じるようになりました。
ー価値観の違いを許し合えるようにするにはどんなことが必要だと思いますか?
価値観の違いって、実は問題そのものではなくて、違いを間違いとして扱うか情報として扱うかの違いだと思っています。例えば「なんでそう考えるの?」を責める意味で聞くのか、理解しようするための意味で聞くのかだけでも関係は大きく変わる。髭もよく「違いがあるのは普通」と言うのですが、違いがある前提で関係を作ると相手を変えようとしなくなるんですよね。許し合うというより、違っていて当然と思えること、これが1番大きい気がしています。
<B.B軍曹さん関連情報>
▽Instagram
https://www.instagram.com/b.bgunso/
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