「段ボールが新しくなりました!」
絵本『ぐりとぐら』などロングセラーの児童書で知られる「福音館書店」が、発表した新しい段ボール。売上にも影響が出るほどに反響が!? 担当者に詳しく取材しました。
新しい段ボールには『ぐりとぐら』『魔女の宅急便』『こんとあき』の挿絵がプリントされています。今も愛され続けるキャラクターたちの姿に、大人がときめいたようで、Xの投稿には称賛コメントが届きました。
・ぐりぐら! めっちゃかわいいです!
・こんとあき!かわいいかわいい
・魔女の宅急便の木の上を飛んでいるキキとのバランスが最高です!
・捨てられない段ボール…仮の本棚にしてくたくたになるまで使う…かな
・この段ボール欲しさに何か発注してしまいそうです
などの声が寄せられ、好評のほどがうかがえます。
段ボールを新しくした経緯などを、福音館書店にたずねました。
せっかく段ボールを変えるのであれば……
担当者によると、3月18日に発表した新ダンボールが生まれた理由は3つ。
1つ目は、2025年に会社ロゴのフォントを統一したこと、2つ目は、同年12月に文京区から中野区への移転。そのため、段ボールにプリントされていた本社住所を修正する必要がありました。
そして、3つ目は段ボール自体の用途に変化があったとのことです。
「段ボールはサイズバリエーションがいくつかあり、基本的にはお取引先への送付に使用していましたが、2025年4月にオンラインストアができてからは、個人の方への送付にも使用するように。
せっかく修正するのなら、オンラインストアでの使用も増えてきたため、『絵柄を入れて送られた方が喜んでくれるものにしよう』となりました」
その結果、同社初の絵柄入り段ボールを企画することになりました。
「3色で世界観や魅力を……」
あまりにも名作が多く、どの絵本や児童書からどの作品を採用するか、なかなか決められず。
「かなり悩みましたが、やはりまずはロングセラーで、みなさまになじみ深い作品をと考え、作品の対象年齢のバランスも考えながら、『ぐりとぐら』『こんとあき』『魔女の宅急便』に。なんといってもキキとジジは、『魔女の宅急便』ですので」
デザインについては、印刷に使う「色数」がポイントになったそうです。
「フルカラーにするとコストが上がってしまうのですが、少なすぎると作品の世界観や魅力を表現できないかもしれません。
特に『ぐりとぐら』は、青と赤のトレードマークの色をどうしても出したく、デザインの色数はリニューアル前の段ボールと同様の最大3色までとしました。
かなり限られた色数ではありますので、作品の世界観を壊さないようにデザインするよう努めました。その部分の調整については、デザイナーさんがとてもよいお仕事をしてくださったと思います」
オンラインストアのオープン以来の快挙!
こうして完成した新しい段ボールは冒頭にある通りXで話題に。
「SNSでお知らせしたところ、とても大きな反響がありましたし、実際に届いた方がその箱を写真に撮ってSNSにあげてくださるなど、喜んでくださる方が多くいらっしゃいました。
取引先や著者の方に荷物を送る際にも好評で、我々もリニューアルしてよかったなと思います」
その結果、売り上げにも貢献しているとのことです。
「この段ボールだけが要因ではないのですが、おかげさまでオンラインストアでの2026年3月の売上は、2025年4月のストアのオープン以来、最も高いものになりました」
新しい段ボールは客だけでなく、著者や取引先の人からも好評だそうです。サービス精神から生まれたアイデアが、同社の強みである作品を活かし、功を奏することに。届いた絵本だけでなく、入っていた箱まで大切にしたくなるのは素敵ですよね。
◇ ◇
当初は中川李枝子さん(作)・山脇百合子さん(画)『ぐりとぐら』、林明子さんの『こんとあき』、角野 栄子さん(作)、林明子さん(画)『魔女の宅急便』の絵柄3種。3月末に、せなけいこさんの『ねないこ だれだ』も加わりました。いずれも絵柄を選ぶことはできません。
「これからも絵本をお買い上げいただく際のちょっとしたお楽しみの一つとして、みなさまに親しんでいただけたらなと思います。
ただオンラインストアでは、発送資材の在庫状況や、商品の数量や重さ、大きさなどによって簡易包装や別の段ボールになる場合があり、すべてのご注文に使用されるわけではないことは予めご容赦いただければと思います」
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