この春から新生活を始める人のなかには、出費の増加を気にしている人も多いようです。ソニー銀行株式会社(東京都千代田区)が実施した「新生活とお金」に関する意識調査によると、約7割が「新生活で出費の増加」を予想していることがわかりました。では、どの項目で、どの程度の増額を見込んでいるのでしょうか。
調査は、同銀行に口座を持つ6749人を対象として、2026年1月にインターネットで実施されました。
調査の結果、新生活に伴い出費が「増えそう」と回答した人は67%に上り、「最も出費が増えそうな項目」としては、「食費・日用品」(28%)や「趣味や旅行、レジャーなど」(24%)で過半数を占めたほか、「教育」(10%)、「家電・家具の購入」(9%)といった、進学や新生活に伴う出費の増加を予想する回答が挙げられました。
出費が増えそうな上位4項目において、「どのくらい出費が増えそうですか」と尋ねたところ、食費・日用品は「1万円~3万円未満」(54%)、趣味や旅行、レジャーでは分散傾向が見られるものの、「30万円以上」(23%)など、10万円以上の増額を見込む人が4割強に達しています。
また、教育は「30万円以上」(42%)、家電用品や家具の購入では「10万円~30万円未満」(39%)がそれぞれ最多となり、10万円以上の増額を見込んでいる人は、教育で58%、家電用品や家具の購入で62%と、教育費や物価高騰の影響を考慮している人が多くいることがうかがえました。
続けて、「この春に見直したいこと」を尋ねたところ、「貯蓄、投資の習慣」「趣味や旅行、レジャーなどの費用や教育」(いずれも28%)、「食費・日用品費用」「投資金額」(いずれも26%)が上位に挙がり、お金を「貯める」習慣や金額の見直し、生活や趣味・日常の出費に係る支出の見直しのふたつに大きく分かれる傾向が見られました。
さらに、「貯蓄・投資の習慣」または「投資金額」を見直したいと回答した人に対して、「増額する予定の金額」を尋ねたところ、「10万円以上」(36%)や「1万円~3万円未満」(21%)など、約6割が3万円以上を貯蓄または投資の増額を検討している結果となりました。
次に、「日常で利用している支払方法」について聞いたところ、「クレジットカードまたはデビットカード」(67%)が圧倒的多数となった一方、「現金」は9%にとどまり、多くの人がキャッシュレス決済をメインに使用している様子が見て取れました。
また、「お金の管理で不便に感じていること」については、「収入と支出の管理」(34%)、「支払手段の多さによる支出の把握のしづらさ」(28%)、「クレジットカードの支払タイミングのずれによる支出管理」(21%)といった回答が上位に挙がり、支出額の把握に関する不便さを挙げる回答が上位を占めました。
なお、4人に1人が、直近1年間で「メインの支払方法の見直しを図った」(25%)と回答し、その理由として「ポイント・キャッシュバックを増やしたい」(68%)、「支出の見える化が必要」(30%)、「使い過ぎを感じた」(18%)が上位となり、「支出管理」への課題意識があり、支払方法の変更を検討した人が一定数いることがうかがえる結果となりました。