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IT人材の約6割「管理職になりたくない」 専門性追求のキャリア志向の人多く

まいどなニュース情報部 まいどなニュース情報部

管理職に就いていないIT人材の約6割が「管理職になりたくない」と回答――そんな調査結果が、レバテック株式会社(東京都渋谷区)による「レバテックIT人材白書2026」でわかりました。管理職になりたい/なりたくない理由にはどのようなことがあるのでしょうか。

調査は、全国の20~59歳のIT人材3000人を対象として、2025年11月にインターネットで実施されました。

まず、IT人材に対して「最終的なキャリア希望」を聞いたところ、「技術的な専門性を磨いていきたい(技術志向)」(51.5%)が過半数を占め、次いで「上流工程やプロジェクトマネジメントのスキルや経験を積みたい(上流・マネジメント志向)」(32.7%)、「組織の中で管理職として責任範囲を広げていきたい(キャリア志向)」(15.9%)が続きました。

「技術志向」と答えた人にその理由を聞いたところ、「自身の技術・スキルを極めたい」(43.6%)が最も多く、自らの専門性を磨くことに重きを置く人が多いことがわかりました。

続けて、「管理職になりたいですか」と尋ねたところ、57.0%が「なりたいと思わない」と回答。これを年代別に見ると、20代の36.2%に対して、50代では72.0%に達し、年代が上がるにつれて管理職志向が低下する傾向が見られました。

「管理職になりたい」と答えた人(18.5%)にその理由を尋ねたところ、「給与・報酬を現状より上げたい」(47.8%)、「組織や部門の意思決定の権限を持てる」(15.9%)に回答が集まり、影響力や裁量の拡大を求める声も一定数見られました。

一方、「管理職になりたくない理由」としては、「責任やストレスが増えそう」(44.7%)、「適性がないと感じる」(15.4%)、「技術者としての専門性を磨きたい」(12.8%)が上位となり、管理職という役割への負荷を避けたい意識と、専門性追求のキャリア志向が背景にあることがうかがえます。

次に、「フリーランスとしての働き方」について聞いたところ、「興味がある」としたIT人材は32.5%となり、特に20代(51.5%)においてフリーランスへの関心が大きく高まっていることがうかがえました。

「フリーランスに興味がある理由」としては、「業務する時間や場所を自由に選択したい」(54.8%)や「収入を上げたい」(32.7%)のほか、「管理職になりたくない」(19.8%)という意見も見られ、会社での昇進や組織内の役職よりも、個人としてのスキルを重視するフリーランスという働き方を検討していることが示唆されました。

   ◇  ◇

調査を実施した同社は、「AIをはじめとした技術革新が進む中で、IT人材にとって個人の専門性を高め続けることの重要性はさらに高まっていく可能性があります。企業は、IT人材の確保・定着のためには、画一的な『昇進=管理職』というキャリアパスだけではなく、高度な技術力を持つ専門家を評価し、技術の追求を可能にする『エキスパートコース』などの複線型のキャリアパスを整備することが急務です」と述べています。

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