幼児用二輪車・ランバイクの競技に挑戦する保育園児がいる。小野颯大(そうた)ちゃん(6)=岡山県倉敷市。1月には愛知県豊田市であった全日本選手権の6歳部門で優勝した。4月の〝引退試合〟に向けて練習を重ねており「絶対勝ちたい」と闘志を燃やしている。
ランバイクはペダルやブレーキがなく、足で地面を蹴って進む二輪車。2歳から小学校低学年ぐらいまでの幼児向けで、バランス感覚や運動能力を養えるとして人気を集めている。全国各地で有志が大会を開いており、年齢別に150~250メートルのコースを走りスピードを競う。
颯大ちゃんは1歳の誕生日にバイクをプレゼントされ、2歳半から家の前の道で乗り始めた。体を動かす楽しさから毎日乗って遊んだ。母(35)が知人からレースがあると聞き、3歳で地元のチームに入って大会に挑戦し始めた。
これまで100以上の大会に出場し、40回近く優勝した。1月の全日本選手権は、年間を通したシリーズ戦の一つで、コースは250メートル。得意のカーブを軽快に駆け抜け、シリーズ戦で初めて頂点に立った。現在、2026年シーズンの年間ランキングで19年生まれの1位を維持している。
4月の小学校入学を節目にランバイクは引退。最後の試合になる4月中旬の全国大会「Runbike Revolution」(愛知県)を目指して練習を重ねる。「次の大会では1位を取りたい」と颯大ちゃん。
引退後は「サッカーをやりたい」といい、母も「ランバイクを通して磨いた瞬発力や思考力を次の競技でも生かして、楽しみながらスポーツに取り組んでほしい」と期待を寄せる。