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水泳教室を見学している、ママって暇なの?→現役コーチが説明……なぜ見ているのか? その理由に、共感続出「子どものときうれしかった」

宮前 晶子 宮前 晶子

「スイミングスクールでコーチとして働いているけど、小学生ぐらいの子は“ママが見ていない”と落ち込むことがあります。逆に、“ママが見てくれているから”としっかり取り組んでくれることもあります」

スイミングスクールなどの習いごと。子どもたちの練習参加中、保護者は見学スペースにいることが一般的です。その過ごし方について「ずっと見ているだけって暇なのか」という意見があり、「事故がないか監視している」「親が見てくれていたのがうれしかった」など、さまざまな意見が飛び交いました。

そのなかでスイミングコーチの砂浜さんが、冒頭の通り、「保護者の視線は子どもたちの頑張りにつながる」と見学する大切さを伝えてくれました。コーチからの視点、見学するときのポイントなどを取材しました。

ママがいる!それだけでやる気が向上

複数のエリアで展開するスイミングスクールで、コーチとして子どもたちを指導する砂浜さん。主に、4~8歳の子どもたちのクラスを担当し、4歳以下の子どものクラスにサブとして参加することもあります。

「年齢によって異なりますが、幼稚園・保育園児から小学2年生前後の子どもは、スクール中に頻繁に保護者が見ているかを確認していますね。

保護者の姿を見つけて、喜んで手を振る子も多く、その場合は“ママが見ているから頑張ろうか”と声をかけます」

子どもたちのモチベーションが上がるので、実際によく行う声かけとして、コーチ間でも認識されているそうです。その一方で保護者が見学していない場合は真逆の反応に。

「元気のない様子で、“ママがいない”と話す子を実際に見たことがあります。

 ただ、保護者の見学が技術の向上にもつながっているかというと難しいです。やる気が上がっても、泳ぎの技術はいつも通り…みたいなことは多いです。でも、意欲的に取り組む様子が見られることは本当に多いです」

とはいえ、見てあげることで子どもが楽しんで習いごとができるか、できないかにも大いに影響はありそうです。

見学するときのポイントは?

見学する保護者も、何もせずにずっと見ているのは…という人もいることでしょう。

「クラスは大抵が1時間前後。子どもをずっと見ていることは厳しいだろうなと思います。すべての時間を見ていただけたら、子どもは喜ぶとは思いますが、それが無理なら、数分に一度、子どもの様子を確認して欲しいです」

子どもを見る際には、ただ眺めるだけではなく、次の点に着目するのがポイント。

●子どもがコーチの話をしっかり聞いて、言われたことをきちんとできていたか
●プールサイドで待っている時、ふざけたりしていないか
●泳ぎの技術が向上しているか

「見学した際に保護者の方が確認できたことを、レッスン後にお子さまに話してあげるとよりモチベーションアップに繋がると思います。

また、私の実体験などから思うのは、特に本格的な水泳経験がない保護者の方は、水泳の技術についてアドバイスをすることは避けた方が望ましいです」

コーチの指導と保護者のアドバイスが一致せず、子どもが混乱することも。

「小さい子であれば、コーチの話をしっかり聞いて言われたことができただけで十分です。その点を褒めてあげるのが一番良いと感じます」

見学スペースには緊急用ベルも

見学スペースでの保護者見学は命拾いにつながることもあります。

「スイミングスクールで溺れていたが、見学スペースにいた人が気づいてコーチに知らせてくれた」「窓を叩いて知らせた」といった経験談も少なくありません。

「勤務先のスイミングスクールには、コーチの死角で溺れているなどの事故が起きている場合に気づいて知らせることができるシステムとして、保護者側の窓ガラス側に緊急用ベルがついています。

緊急ベルに関わる大きな事案も想定できるため、毎朝必ず緊急ベルの作動確認を行っています。緊急ベルに関する対応は新人スタッフ研修においても重要な項目とされ、最初に教えられる内容の一つです」

育児や家事、仕事などで忙しさを極める子育て世代。今回のようにスイミングに限らず、子どもの習いごとの見学時間を有効に使いたいと、仕事の資料読みに使う人、SNSを楽しむ人、あるいは見学者同士でおしゃべりに花を咲かせる人がいるでしょう。

ただ漫然と見るのではなく、見学のポイントを把握すれば、見え方が変わるかもしれません。緊急事態の発見に繋がる可能性もあります。何よりも子どものモチベーションが上がりますし、レッスン後の子どもとのコミュニケーションも有意義なものになりそうです。

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