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先輩社員が、雑談も注意もしない→新入社員が泣き出し「私、嫌われてる……」  その理由に納得できる!?

沼田 絵美 沼田 絵美

「パワハラ」「セクハラ」という言葉がすっかり定着し、しっかりNO!といえるリテラシーを身につけた若年層が増えたことは、とても喜ばしいことです。

しかし、過剰に「〇〇ハラスメント」と指摘を受けることを恐れ、先輩社員や上司の側が必要以上にコミュニケーションを避けてしまう事例もあるようです。

今回は「ハラスメントリスク」を徹底的に避けようとして失敗した先輩社員の事例をご紹介します。

「ホワイト企業」だからこそ?

Aさん(関東在住、20代、会社員)は担当エリアを社用車で周り、納品物のメンテナンスや資材の発注を受けるルート営業の仕事をしています。BtoBで安定した売り上げが見込め、土日祝は完全に休みが取れることもあり、離職率は低く、いわゆる「ホワイト企業」と言って差し支えのない環境だとAさんは感じています。

基本的には社外にいることが多く、その日のスケジュールや販売スタイルについては個人に任されている裁量の幅が広い仕事です。とはいえ新製品について学ばなければならないことも多く、他社の利用事例など情報交換の必要もあり、担当業界やエリアによっていくつかの営業グループがあります。それぞれのグループにはプレイングマネジャーである課長がいて、営業同行をお願いすることも少なくありません。十数年大きな売り上げを担い続けるやり手課長もいれば、新人の教育研修講師を一手に引き受けてくれる名物課長もいたりと、比較的マネジメントスタイルも自由でした。

そんなAさんの会社で取引先数が増えグループを新設することになり、30代前半のBさんが新課長として抜擢されることになりました。Bさんは社内の人付き合いには少し苦手意識があるものの、愚直な積み重ねで確実に数字を作れるタイプ。実績を評価されての抜擢だったのですが…。

セクハラパワハラを避けるべく、迂闊な雑談をしない!と決めた先輩社員

「仕事の仕方を全て見せるので、それを真似してほしいです。上司だからと気を使う必要はないです。要件はできるだけメールで送ってください。履歴を残しましょう」

今までにはない斬新なスタイルに驚いたAさんは、Bさんにその理由を尋ねました。

「今は繊細な人がいたり、こちらが想定していないことがハラスメントになったりするでしょう?そういうリスクを回避しようと思ったら、こちらも意識しないと」とBさんは答えます。

実際にBさんは飲み会はもちろん、ランチの誘いも休憩時間の雑談も徹底回避。特に新入社員には直接質問されても「後で送りますね」とSNSかメールに回答していたら、その年入った新入社員が最終的に「私嫌われてると思います」と泣き出してしまったのだとか…。

基本的には個人で仕事をすることが多く、周囲が気がつくのが遅れてしまったこと、同行の車内でも「後ろに座ってください。僕が運転するので。スマホでも見ていていいですよ」とほぼ無言、という徹底ぶりだったそうで、確かにそれでは新入社員の心も折れてしまうかも。

「そういう上司がいいって言う若手もいると思うので、難しいですね…。その後、Bさんは希望を出して一課員に戻りました。そっちの方が気楽でいいそうです。」

ハラスメントと言われるリスクを回避したい気持ちもわかるだけに「ちょうどいいバランス」を見つけていきたいものですね。

若手社員が求める社内交流の手段、「就業時間内の雑談」「就業時間外の雑談」が上位に

「飲み会や社員旅行などは人気がない」など、コミュニケーションを求めないとされがちですが、実は社内での信頼関係を作りたいと考えている若手社員は少なくありません。

ラーニングイノベーション総合研究所による「社内コミュニケーションに関する若手社員意識調査」によると、社会人1年目の若手社員が求める社内交流の手段TOP3は以下のようになっています。

1位:就業時間内の雑談……59.7%
2位:休憩時間や就業時間前後の雑談……57.0%
3位:平日のランチ……40.0%

キーポイントは「雑談」ということで、業務でのコミュニケーション以外を求めていることがわかります。「雑談」がいちばん難しい……そんなお声が聞こえてきそうですね。

【参考】
▽ラーニングイノベーション総合研究所|【社内コミュニケーションに関する若手社員意識調査】
https://www.all-different.co.jp/topics/20251204

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