今の子どもたちは、「おとな」にどんな印象を持っているのでしょうか。公益財団法人博報堂教育財団の調査研究機関である「こども研究所」が行った調査では、全国の小学4年生から中学3年生までの54.9%が「早くおとなになりたい」と回答しました。
調査は全国の小学4年生~中学3年生1200人を対象に実施され、2026年1月に結果が公表されています。
早くおとなになりたい小中学生は54.9%
「早くおとなになりたいと思いますか」と小中学生に質問したところ、「そう思う」が18.8%、「ややそう思う」が36.2%で合計すると54.9%。早くおとなになりたいと考える小中学生が過半数でした。「そう思わない」は32.8%、「あまりそう思わない」が12.3%でした。
大人になったら何をしてみたいでしょうか。おとなになったらやってみたいことを聞いたところ、「自由にスマホを使う」(59.8%)が最も高く、次いで「好きなものをぜんぶ買う」(49.4%)でした。
「夜ふかしをする」(44.0%)、「車やバイクを運転する」(40.6%)、「好きなだけゲームをする」(38.6%)、「好きなだけ動画をみる」(36.6%)、「好きなだけおかしを食べる」(31.5%)、「好きなだけマンガやアニメをみる」(27.9%)と続きました。また「ひとりぐらしをする」(34.6%)、「ひとりで旅行にいく」(22.1%)などの生活への憧れもありました。
なりたい「おとな」像は「お金をたくさんかせいでいる」が最多
「どのようなおとなになりたいですか」の質問には、「お金をたくさんかせいでいる」(57.2%)が最多。次に「家族を大事にする」(49.7%)でした。「趣味を楽しんでいる」(48.2%)、「困っている人をたすける」(35.3%)も上位に。その他、「ルールやマナーを守る」(34.8%)、「友だちがたくさんいる」(34.6%)、「仕事を楽しんでいる」(33.6%)などもありました。
「尊敬するおとながいる」の上位は「両親」と「先生」
「尊敬するおとながいますか」の質問には、71.3%が「いる」と回答。「いる」の回答者に具体的な人物を聞いたところ「お母さん」「お父さん」「先生」など身近な大人があげられた他、「大谷翔平」や「YouTuber」なども多くあげられました。
身のまわりの「おとな」に感じるのは「いそがしそう」が最多
普段目にする大人にどのような印象を抱いているのでしょうか。「身の回りのおとなを見て感じることはなんですか」と質問したところ、「いそがしそう」(81.3%)が最多で、その次が「がんばっている」(67.3%)でした。続いて「つかれている」(64.8%)、「自由だ」(62.1%)でした。また、「ずるい」(46.5%)や「自分勝手」(44.5%)などのネガティブな声もありました。
成人年齢や成人後の生活についての認識を質問。「法律で決められている成人は何歳からだと思いますか」の質問には、57.2%が「18歳」と正解を選びました。33.3%が「20歳」と答えました。
「成人になったらできるようになることについて、知っていることをすべて教えてください」と聞いたところ、「選挙で投票する」(66.9%)が最多で、「普通自動車免許を取る」(64.7%)が次点でした。「結婚する」(58.9%)、「携帯電話を契約する」(32.9%)が続きました。その他には「ひとりぐらしの部屋を借りる」(27.8%)、「クレジットカードをつくる」(27.3%)などの声があがりました。
【出典】公益財団法人博報堂教育財団こども研究所