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あの「いい声」の俳優は誰? なみに求婚した客役・ヒロウエノは『青天を衝け』で秘書を演じたバイリンガル 『ばけばけ』では英語を封印

佐野 華英 佐野 華英

今週の連続テレビ小説『ばけばけ』(NHK総合ほか)は、第16週「カワノ、ムコウ。」を放送中。トキ(髙石あかり)の幼馴染・サワ(円井わん)と、長屋の隣の遊郭で働くなみ(さとうほなみ)の生き様にスポットが当たっている。

「松江新報」の記者・梶谷(岩崎う大)が書いた新聞記事のせいで、トキは町の有名人として担ぎ上げられる。それを知ったサワは複雑な表情を浮かべ、なみは「おトキちゃん、もうすっかりあっち側の人間だわ」とつぶやく。

貧村から松江の遊郭に売られ、遊女として働いてきたなみは、いつかこの生活から脱したいとずっと願ってきた。そんな彼女に、得意客の福間(ヒロウエノ)が身請けをしたいと申し出た。しかし、松江の色街しか知らないなみは、いざとなるとここを出るのが怖くなってしまった。そんななみに福間は、「おなみに惚れちょる。だけん、一緒になりたい」と、愛を伝える。

『青天を衝け』で渋沢栄一の秘書役を務めたバイリンガル俳優

福間を演じるヒロウエノは、『ばけばけ』の制作陣も携わった2021年の大河ドラマ『青天を衝け』で渋沢栄一(吉沢亮)の秘書・八十田明太郎を演じた、ネイティブなみの英語熟練者。俳優のほかに英語指導や通訳としての実績もある。

そんな彼の俳優としての魅力と、キャスティングの理由、そして福間の役どころについて、制作統括の橋爪國臣さんに聞いた。

なみの悲しみごと受け入れる、度量の大きな男・福間

1月21日に放送された第79回で、「なして私を?(身請けしようと)」と、なみから訊ねられて福間が言った、「あんたは悲しい。ここにいる誰よりも」という台詞が印象的だった。これについて橋爪さんは、

「たぶん福間は、格好つけて言ったんでしょうね。『決め台詞』のはずなのに、なみにはそれほど響いていなさそうだったのが、可笑しくも切なかったのですが。でも、その後ちゃんと自分のまっすぐな思いを伝えて。福間は不器用だけれど、なみの悲しみも含めた、全てをひっくるめて受け止めて包んでくれる、度量の大きな男だと思います」

と、福間の人物造形に絡めて話し、福間役にヒロウエノをキャスティングした理由についても明かした。

福間は「いい人」に見えてほしかった

「当時の遊女は、身請けしてもらってたとしても、全員が幸せになったわけではありません。けれど、なみには幸せになってほしかったので、福間はいい人に見えてほしかった。ヒロさんの見るからに『いい人』オーラが、まさに福間に適役だと思ってキャスティングしました」

「ヒロさんは芝居がものすごくお上手な、いい役者さん。英語が堪能なので、通訳や海外に住む日系人など、英語を話せる役がほとんどなんです。『青天を衝け』をはじめ、これまでに何度かお仕事をご一緒して、いつかは英語を話さない役でキャスティングしてみたいと思っていました。それが今回叶って、うれしかったです」

福間が申し出た身請けの話について、なみは返事を待ってほしいと言ったが、明日放送の第80回では、どんな答えを出すのだろうか。

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