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【ばけばけ】ヘブンと松野家の新たな化学反応 演じるトミーは「大変!」 フミ役・池脇千鶴が家族のまとめ役に

佐野 華英 佐野 華英

連続テレビ小説『ばけばけ』(NHK総合ほか)、今週は第15週「マツノケ、ヤリカタ。」を放送中。

トキ(髙石あかり)とヘブン(トミー・バストウ)が晴れて結婚し、新生活がスタートした。松野一家は長年暮らした長屋を後にし、ヘブンが望んだ広い庭のある武家屋敷に引っ越した。かくしてトキ、ヘブン、司之介(岡部たかし)、フミ(池脇千鶴)の4人暮らしがスタートするのだが、日本人(の中でも一癖ある松野家)と西洋人とのカルチャーギャップが立ちはだかり、なかなか一筋縄ではいかない。

ヘブンは「ヤリカタ、シル。マナブ。ニホン、ヤリカタ。マツノケ、ヤリカタ」と、懸命に馴染もうとしていたものの、やはりストレスがたまっているようだ。やがてトキは、ヘブンが「中学校に残って錦織(吉沢亮)と教育について語り合っている」と嘘をついて、山橋薬舗に通いつめていることを知る。

1月15日に放送された第74回では、ヘブンが山橋薬舗の奥の料理店スペースで洋食に舌鼓を打っているところを、トキが目撃してしまった。

……と、新婚早々、ヘブンとトキは心中穏やかではないけれど、今週から始まったヘブンと松野家の同居によって生じたトミー・バストウ、岡部たかし、池脇千鶴の演技の化学反応が面白い。あらためて岡部、池脇と芝居でしっかりと絡むトミーの様子について、制作統括の橋爪國臣さんに聞いた。

出ずっぱりで役作りの苦労が2倍になったトミーは「疲れる~」

「これまでずっとトキ、司之介、フミ、勘右衛門(小日向文世)という松野家の固定メンバーで進んできたところに、ヘブンという新しいスパイスが加わって、お芝居の場も変わりました。第15週は、その変化が楽しく出た週ではないかと思います。ヘブンが松野家の面々の中に入って、最初は一種の緊張感がありましたが、それがだんだんと『家族』に変わっていくので、楽しみにしていてください」

「ヘブンの心持ちと同じで、演じるトミーさんも最初は緊張していたと思います。これまではほぼ、髙石あかりさんと吉沢亮さんとしか絡んでいなかったところ、第15週から本格的に他のキャストの皆さんとお芝居をしていくので、はじめは彼も色々と探りながらだったのではと思います」

「ドラマ前半、トキのエピソードを描くターンでは、トミーさんの撮影がない日が多かったのですが、後半ではほぼすべてのシーンにヘブンが出てくるので、トミーさん自身にとっても一気に環境が変わったと思います。完璧主義者のトミーさんですので、役作りのためにやることが2倍になってしまって、冗談めかしながら『疲れる~』『大変!』とずっと言っていましたが(笑)。そんな中、フミ役の池脇千鶴さんがいろいろと気遣ってくださいました」

と語る橋爪さんは、これまでの取材でも、たびたび池脇が松野家のバランサーであると語っていた。松野家メンバーに新たにトミーを迎えるにあたっても、池脇のバックアップがとても心強かったという。

カメラの前でも前室でも、池脇千鶴が「なくてはならない存在」

「お芝居の中でもフミさんがみんなをさりげなくフォローしていますが、カメラが回っていない間、前室などでも、現場が円滑に回るように池脇さんが常に気を配ってくださいました。池脇さんと僕と村橋(直樹/チーフ演出)で話し合ったりもしましたし、『もっとこういうふうにしたら、トミーさんが演技しやすいよね』とか、『それを受ける(髙石)あかりちゃんも、やりやすいよね』というようなご意見を池脇さんからいただきながら、現場を整えていきました」

「ヘブン邸の中の4人のシーンでは、トミーさんは半分英語、半分片言の日本語という難しいお芝居をしていますし、岡部さんは自由奔放な(笑)お芝居をされていて。その中でも、フミを演じる池脇さんのどっしりとした支えに助けられていますし、現場の空気作りになくてはならない存在となっています」

リハーサルはライブセッション 芝居がリアルタイムで動いていく

また、ヘブンと松野家の関係性と同じで、はじめは緊張していたトミーに池脇、岡部、髙石が積極的に働きかけることで、「チーム」の関係性がどんどん良くなっていったのだと、橋爪さんは明かす。

「第15週以降の撮影現場で、はじめの頃は役作りで少しピリッとしていたトミーさんに、池脇さんも岡部さんも、そしてもちろん髙石さんもどんどん話しかけていました。このチームの役者さんはひとりも控室に戻らずに、皆さんずっと前室でワイワイしています。そんなところからすでに『家族』になっていったんだなと、強く感じました」

「言わずもがなトミーさんも、松野家を演じる皆さんも、全員芝居巧者。芝居のキャッチボールを大事にする方々ですので、『台本をどう読むのか』のニュアンスについて、リハーサルでとことん話し合います。台詞の狭間のちょっとした仕草や一言などが現場で付け加えられる。するとそれにどう返すか。『こう返ってきたら、次の台詞は少し調整したほうがいいよね』とか。お芝居がリアルタイムでどんどん動いていくんです」

「なので、リハーサルは戦いであり、ライブセッションのようでもあり。皆さんにご覧いただいている本番シーンは、そのリハーサルからさらにブラッシュアップされた映像になっていると思います。僕も現場で、いち視聴者の目線でとても面白く見ていますし、『新婚編』になってからは、さらに新しく楽しいお芝居をお届けできるのではないかと思っています」

ヘブンの“秘密”を知ってしまったトキは、明日放送の第75回でどんな行動に出るのか。ふたりの新婚生活はどうなるのだろうか…。

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