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「人は動かすだけでカネになる」 飴と鞭で悩める就活生をカモに 悪徳就活塾の錬金メカニズムとは?【漫画】

海川 まこと 海川 まこと

就職活動していると不安な気持ちから、誰かに相談したいと思うこともあるものです。しかし相談先を間違えてしまうと、ビジネスに利用されてしまうことがあるのも事実です。

漫画家の吉谷光平さんが投稿した作品『就活で成功すれば1億円以上得られるので就活塾は行くべき?という話』では、就活生の不安につけ込むビジネスの構造を描いています。

物語は、とある学習塾の無料相談会から始まります。就活生の主人公は、担当者から開口一番「全然ダメですね」と言われ、インターンにすべて落ちていることまで言い当てられ驚きます。

落ち込む主人公に対し、担当者は「でも、光るものはありますよ」と優しくフォローし、改良したエントリーシートを渡して「絶対に通ります」と背中を押します。

その後も相談を続けるうち、主人公は壁に貼られた「大企業に紹介可能」という広告に目を留めます。担当者に尋ねると「ツテがあるから紹介できる」と回答されたことで、主人公の心は、一瞬揺れ動くのでした。しかし担当者は「佐藤さんなら、これを使わなくても大丈夫です」と言い、あえてその話を深掘りせずに送り出します。

しかし、実はこれこそが担当者の計算された“戦略”なのです。無料でエントリーシートを改善し、親身に寄り添うことで信頼を獲得し、そのうえで「大手とのパイプがある」と言うことで、高額な商品を学生自身に“注目させる”という営業手法でした。

昨今、超大手企業以外は人材確保が難しくなっており、採用担当者は常に頭を悩ませています。そこへ高学歴の学生を紹介すれば、企業側からは1人あたり50〜100万円、学生側からも30〜100万円の報酬が発生するそうです。そのため、1人担当するだけで、200万円近い利益が生まれる仕組みです。

そんな仕組みの中に陥れられそうになっている主人公について、担当者は、また企業で不採用となり、最終的にその高額商品を購入するという未来を暗示するのでした。

就職活動を商売にする人々の闇を描いた同作について、作者の吉谷光平さんに詳しく話を聞きました。

営業トークとして完成されているものの、不安を仰ぐ手法には要注意

ー同作で描かれているビジネスを初めて知ったとき、どのように感じましたか?

大企業での生涯年収は確かに高く、嘘ではないのでロジックとして反論しづらく、営業トークとして完成されているな。と思いました。

ービジネスとして成り立っていると思いながらも、弱みを利用している点ではこういった手法は悪だと思われますか?

学生相手に情報の非対称性を利用して不安を強く煽って儲けるのは、個人的には絶対にしたくありません。ただ、こういう手法はいくらでもあると思うので注意しなくてはならないと思います。

ー同作を通じて一番伝えたかったことは?

誠実でまっとうな就活塾もあると思います。いろんな人がいろんな倫理観、正義感で生きています。見極めることは難しいですが、がんばりましょう・・・!伝えたいというより、何か読んで感じてもらえればと思います。

<吉谷光平さん関連情報>
▽『今どきの若いモンは』連載サイト(サイコミ)
https://cycomi.com/title/87
▽電子書籍『今どきの若いモンは』(Amazon)
https://www.amazon.co.jp/dp/B0875FV4GF
▽電子書籍『石沢課長本1 今どきの若いモンは 課長まとめ』(Amazon)
https://www.amazon.co.jp/dp/B0C53L4Y78
▽X(旧Twitter)
https://x.com/kakikurage

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