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「1センチずれていたら即死」 打撲の診断は実は肝臓破裂 苦しむ学生を救ったのは駆け付けた大家さんだった【漫画】

海川 まこと 海川 まこと

少しの不注意や油断が、取り返しのつかない事態を招くかもしれない交通事故。漫画家の桜木きぬさんは学生の頃に遭った事故の話を投稿し、SNSで250万回表示され話題となっています。

ある日、学生だった作者は自転車でバイト先に向かっていたところバイクと接触事故にあってしまいます。乗っていた自転車のハンドルに腹部を強打し、倒れた瞬間、激しい衝撃で起き上がれずにいました。しかし、運ばれた先の医師からは「打撲」と診断され、帰宅を促されてしまうのです。痛みに動けずいると、下宿先の大家さんが事故を聞きつけて現れ、医師に直談判。外来が始まるまでの間、廊下にいさせてもらえるようになりました。

すると朝出勤してきた別の医師が、作者の顔に黄疸が出ているのを発見。急いで検査すると事故の衝撃で肝臓が破裂してしまっていたことが発覚します。しかも、破裂箇所が後1センチずれていたら即死だったと告げられました。緊急で集中治療室に入ることとなった作者は、事故当日から激しい痛みと高熱、嘔吐を繰り返しました。数時間おきに生存確認のために起こされ、ゆっくり眠ることもできないという過酷な状況を経験しました。

その後一般病棟に移り、ひたすら安静にする日々が続いて2週間後ようやく退院。実家で療養したのち、大学に戻ることができました。しかし事故による心の傷は深く、普段の生活に戻ってからも、自転車に乗るのが怖い日々が続きます。恐怖心をなだめながら再び乗れるようになったものの、20年経った今も速度は普通の人よりも遅いそうです。また、治療の過程で肝臓と横隔膜が癒着した影響により、時折痛みが走ることもあるといいます。

事故にあったことは大きな災難でしたが、バイトに行く途中だったこともあり、労災がおりました。そのおかげで、行けないと思っていたゼミ旅行に行けたことが不幸中の幸いだったと振り返っています。そして、事故から20年後の健康診断で肝臓を確認してもらったところ、破裂した肝臓は今や綺麗に治っていたことが判明しました。

同作について、作者の桜木きぬさんに詳しく話を聞きました。

とにかく左右確認を忘れずに

ー大家さんは事故のことをどこかで聞きつけて駆けつけてくださったのでしょうか?

うろ覚えなのですが、当時大家さんの家の2階で下宿しており、共用のピンク電話があったのでそこに病院から電話があったのではないかと思います。確か住所を聞かれて答えられた気がするので。早朝に電話を受けて駆けつけてくれた大家さんには心から感謝しています。

ー入院中、特に印象に残っている出来事はありますか?

マンガに描いた通り、集中治療室にいる間は全然連続して寝られなくてとても辛かったです。だけど故郷の友達や、大学の先生などがお見舞いに来てくれたのは意外だったのでとてもうれしかった思い出です。

ー今振り返ってみて、「こうしておけばよかったな」と思うことや、逆に「これはしなくてよかった」と感じたことがあれば教えてください。

とにかく左右の確認をすればよかったです。車道じゃないところからでもバイクや自転車などは出てくるので、それも頭に入れておけ!と思います。あと、駆け付けた母に下宿の部屋が汚くてすごく叱られたので、部屋は片付けておけばよかったです。

ーもし事故に遭った際に「これは知っておいた方がいい」「役に立つ」と感じたことがあればぜひ教えていただけると幸いです。

病院の診察時間外に救急搬送された後、もし一旦帰るように言われても後から外来に来る体力がなさそうだったら、通路の端でもいいので置いてもらったほういいです。特に一人暮らしの場合はその方がいい気がします。

<桜木きぬさん関連情報>
▽X(旧Twitter)
https://x.com/kinumanga
▽公式ブログ
https://www.mi-zu-umi.com/

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