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「あの子、どうする?」植木鉢の中で震えて眠る猫… 2匹目を迎えて知った猫の“距離感” 「孤高の姫」が教えてくれたこと

梨木 香奈 梨木 香奈

猫と複数で暮らしていると、それぞれが自然と異なる立ち位置や距離感をもって過ごしていることに気づくものです。元保護猫の「みとん」ちゃんは、先住猫の「しじみ」ちゃん、妹猫の「あんこ」ちゃんとともに暮らすなかで、いつしか“孤高の姫”のような存在になりました。

そんな姿からは想像しにくいものの、みとんちゃんにも、外で過ごしていた時期がありました。今から4年前、Xユーザー・しじみとんさん(@shijimiton)は、ある場所を寝床にしていたみとんちゃんの存在を知り、そのままにしておくことができなかったといいます。

植木鉢の中で震えて眠る猫との出会い

先住猫のしじみくんを迎えたあと、2021年2月になって、それまで地域では見かけなかったキジ白の猫が姿を現すようになりました。それが、当時、生後推定1歳のみとんちゃんだったのです。

「みとんは、とても人懐っこい子で、我が家に荷物の配達員の方が来ると、足元にやって来てスリスリするほどでした」

一体、どこで寝泊まりしているのか―。その疑問に答えが見つかる現場を、飼い主さんは目撃します。

「妻が、近所に置かれた土だけが入った植木鉢の中で、丸まって寒さに耐えているみとんの姿を見たんです。『ねぇ、あの子どうする?』と言われ、家族で話し合いを重ねた末、保護することにしました」

こうして、みとんちゃんは飼い主さん家族の一員として迎えられました。

2匹目の猫を迎えて気づいたこととは…

先住のしじみくんに続いて迎えた、みとんちゃん。飼い主さん家族にとって2匹目の猫だったため、お世話もスムーズにできるだろうと考えていました。ところが、みとんちゃんは、そんな予想を裏切る個性の持ち主でした。

「しじみとは食の好みがまったく違いました。また、当時はクッションなど猫用のグッズにも強いこだわりがあったんです。一番驚いたのは、『保護猫同士だから仲良くなるだろう』と思っていたのですが、そうではなかったこと。くっついたり、毛づくろいし合ったりすることはありませんでした。そして、みとんは異食をする傾向もあり、タオル地のものやティッシュなどを口にしてしまうため、目が離せませんでした」

現在は3匹の猫と暮らし、「ひとつ屋根の下で暮らしていても、“同居人”のような距離感なのだ」と理解していますが、当初は、それまで抱いていたイメージとのギャップに驚いたといいます。

「血のつながったきょうだいであれば、また距離感は違うのでしょうか。人間に対しても、一定の距離感を保つというより、相手によって合う・合わないがあるようで、話しかけたときの鳴き声の大きさが違ったり、夜に一緒に寝る組み合わせがあったりします」

食事の際も、家族の誰の膝の上に乗るかなど、相性によって距離感が変わることを知った飼い主さん。みとんちゃんは、さまざまな気づきをもたらしてくれました。

ツンデレ女子ながら甘えるときは全力!

みとんちゃんは、現在5歳を迎えました。飼い主さんが「孤高の姫」と呼ぶのには理由があります。

「ツンデレで、ひとりで過ごすのが好き。好きなものだけを食べたい少食派です。撫でられるのも苦手。今では、猫用のグッズには見向きもせず、人間がソファから立ち上がった瞬間を狙って、すかさず横取りする名人になりました」

そんなみとんちゃんにも、甘えん坊な一面があります。そのギャップに、飼い主さんはすっかり心をつかまれているようです。

「かまってほしいときは、ぐいぐいとアピールしてきます。まさに“猫らしい猫”かもしれませんね」

ふだんは程よい距離感を保ちながら過ごしている、みとんちゃん、しじみくん、あんこちゃん。寒い日には、同じ毛布にくるまって眠る姿も見られるようになりました。そんな猫たちとの暮らしについて、飼い主さんはこう語ってくれました。

「我が家では、きみたちのために、ご飯をはじめ快適に暮らせる環境を整えるよ。そのかわり、抱っこしたり、猫吸いしたりさせてね。種族は違うけれど、猫も人間も平等。そんな感覚で一緒に過ごしています」

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