電車に乗っていると、「もう少し詰めたら、あと一人座れるのに…」と思う場面に遭遇したことは誰しもあるのではないでしょうか。そのためには、隣に座る見知らぬ人の協力が必要なこともあります。そんな「電車あるある」をコミカルに描いた漫画『拝啓お姉さんへ。お手数おかけしました。』(作・月男。さん)が、SNSで6万以上の「いいね」を集めて話題を呼んでいます。
ある日、作者が電車に座っていると、2つ隣の席から「座りなよ〜」という声が聞こえてきました。そちらを見ると、ジャージ姿の女子高生が2人。そのうち1人は座るスペースがないため、立っていました。
作者は彼女達のジャージからバスケ部と推察し、疲れているであろう立っている子を座らせてあげたいと考えます。しかし、その思いを実行するには1つ大きな問題がありました。作者と女子高生の間には、見知らぬお姉さんが座っており、さらに2人の間にはポールがあったのです。
つまり作者が席を詰めても、お姉さんがポールを跨いでわざわざ動いてくれない限り、女子高生が座るスペースは生まれません。そして、お姉さんがこの状況に気付いていない可能性も十分考えられます。そのため作者の頭の中では、さまざまな葛藤が一気に駆け巡ります。
それでも最終的に「ごめんお姉さん、アナタに全てを託す。アナタはズレてもズレなくてもいい」と覚悟を決め、作者はスッと席をズレました。周囲の注目がふっと集まる中、「さぁ、どうするお姉さん...ッ!」と作者は心の中で見守ります。
すると、お姉さんはなんと、ポールを跨ぐというひと手間をかけながら、席をズレてくれたのです。その瞬間、作者の心の中では「きたああああああ! お姉さんに幸あれ!!!」と歓喜の叫びが響きました。
こうして1人分の座席スペースが見事に完成し、女子高生もその変化に気付いている様子です。作者は「さぁ!舞台は整ったぞ!座りやがれ!バスケガールッッッ!」とまたも心の中で呼びかけますが...女子高生は座ることなく、おしゃべりを続けます。この展開に、作者は思わず「……座らないんかい!」と、心の中でツッコむのでした。
同作の読者からは「あるー!(笑)優しさは伝わってると思います」や「恥ずかしかったのかなあ?大人のおふたり素敵です」など日常のあるあるに共感する声と、席をズレた2人に賞賛の声が多く寄せられました。そこで、作者の月男。さんに同作について話を聞きました。
言葉を介さなくても意思疎通ができるお姉さんの豊かな想像力に感謝
ー同作を描いたきっかけを教えてください。
実際に漫画の内容と同じ事が起こり、これは描くしかないなと思い執筆しました!言葉を介さなくても意思疎通ができるお姉さんの豊かな想像力に感謝ですね。
ーご自身が特に印象に残ったコメントがあればお聞かせください。
この漫画に限らずなのですが、なぜか漫画に登場する私の声を「津田健次郎さんの声」で脳内再生されている方がいて、非常にやめていただきたいです。プレッシャーで喋れなくなるので。
ー最後に伝えたいことを!
私と愛犬の物語、「ビション絵日記」が2026年1月から講談社コミックDAYS他で連載予定です!何も考えずに読んでください。よろしくお願いします!
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