イラストレーターの「たけのこスカーフ」さん(@takesuka)が自身のツイッターに投稿した、ある夏の思い出が注目を集めています。
帰宅の電車内で居眠りしていたら…
舞台は帰宅時間帯の電車内。たけのこスカーフさんが居眠りしていると、最寄駅で高校生が起こしてくれたというのです。直接声をかけるでもなく、揺り動かすでもなくーー。
「電車通勤してたころ、帰りに眠ってしまったとき、同じ駅で降りる部活帰りの高校生が『ああっ!もう〇〇駅だ!』って棒読みの独り言で起こしてくれたこと、今でも懐かしく思い出す 私に話しかけるとかじゃなくて、真横でちょっと不自然なくらいでかめの声をだしてくれた不器用な優しさよ」(たけのこスカーフさんツイートから引用)
映画のワンシーンのような実話に対し、ユーザーからは「なかなかできない」「ちょうどいいやさしさ」「心洗われる」「見習いたい」「高校生が可愛すぎる」「泣いてしまった」「キュンキュンする」などの声が寄せられ、6万件を超えるいいねがつきました。
たけのこスカーフさんは反響の大きさに「自分のほんの些細(ささい)な思い出を共有していただいて恐縮です」。
運動着の男子高校生だったのか、それとも制服姿の女子高校生だったのか。想像をめぐらせてしまいます。たけのこスカーフさんは「読んだ方のご想像にお任せしたいです」。
高校生の気遣いには続きがあった
この話には続きがありました。高校生は改札に向かいながらわざわざ振り向き、たけのこスカーフさんが無事に下車したことを確かめたというのです。
「その場ではびっくりして起きて、慌てて電車から降りることしか出来なかったけど、1時間に一本しか電車が来ない無人駅のホームを歩きながら、振り返って私の降車を確認する学生さんの親切に気がつきました」(たけのこスカーフさんツイートから引用)
同じ駅で降りる“ご近所さん”を気遣い、行動した高校生。たけのこスカーフさんは高校生へこんなメッセージを寄せてくれました。
「その節は大変お世話になりました。帰省するたびに思い出しては、幸福をこっそりお祈りしています」