世論調査会社のイプソス株式会社(東京都港区)は、大手コンサルタント会社であるレゾナンス社の協力のもと、住みやすさ・魅力度・繁栄度に基づいて都市を評価する世界規模の「世界のベスト都市レポート 2026」を公開しました。それによると、1位はイギリスの「ロンドン」となり、「東京」は4位にランクインしました。
調査の結果、「世界の都市ランキング2026」は、1位がイギリスの「ロンドン」、2位はアメリカの「ニューヨーク」、3位はフランスの「パリ」という結果になりました。
4位にランクインした「東京」は、住みやすさ指数で4位、魅力度指数で4位、繁栄度指数で3位、レストランおよびミュージアム部門では1位と高く評価され、日本独特の「食」や「文化」の深さが世界的にも認められました。
同社は「圧倒的な巨大さを持ちながらも、都市づくりは緻密で実験的、そして常に“人間の尺度”に最適化されている」としており、羽田空港アクセス線の整備や、首都高速道路の一部を緑の遊歩道「Tokyo Sky Corridor」として再生する取り組みなど、「利便性と人間中心の都市空間を両立させる試みが、国際的な高評価につながっている」とコメントしています。
一方、関西からは「大阪」が23位にランクイン。特に「家族旅行に最適な都市」として注目を集めており、2025年春に夢洲で開幕した「大阪・関西万博」では、大阪メトロ中央線延伸による直通アクセスや新しい広場、家族向け文化プログラムが整備され、家族向けアトラクションランキングで19位を獲得しています。
また、大阪城や梅田スカイビルを望む観光名所も注目され、観光名所ランキングで27位となったほか、食文化も依然として魅力の中心で、たこ焼きやお好み焼きなどのストリートフードも充実。家族向け観光の注目度もさらに高まっています。