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中国・各省の成長がすごい…東アジア・各都市の一人当たりGDPを可視化したマップが話題に

中将 タカノリ 中将 タカノリ

東アジアの地域別の一人当たりGDPを可視化したマップがSNS上で大きな注目を集めている。

一定期間に国や地域で生産された商品やサービスの利益額を示すGDP。それを人口で割ったものが一人当たりGDPだ。

この数値は20世紀までの東アジアでは日本が群を抜いていたが、このマップを見ると韓国や台湾はもちろん北京、上海、香港といった中国の各地域が日本と同等、もしくは追い越す勢いであることがよくわかる。

マップを作成した紀つねさん(@kinokuni_fox)にお話を聞いた。

--このテーマでマップを作成しようと思った経緯は?

紀つね:東アジアでは一人当たりのGDPで日本を抜き名実ともに先進国となった韓国、台湾は記憶に新しく、発展途上国のベトナムも現在急成長中で発展が期待されています。

では中国はどうかというと、大都市では高速鉄道網、地下鉄、巨大空港などが超高速で整備され、完成されたキャッシュレス化など高度にハイテク化している一方、農村部では大きな格差があるとも言われており、先進国かどうかにおいて二面性を持つな、と感じていました。そこで省別の一人当たりGDPを計算することによって地域性が見えてくるのではないかなと思い作成しました。

--結果について。

紀つね:想像通り、上海市や北京市といった大都市や沿岸部は先進国並みの一人当たりGDPを誇る一方、内陸の省はやや低めかなという印象を受けました。広東省のGDPは国内1位なのですが、人口が1億人を越えているため一人当たりだと意外と低くなってしまうようです。

--投稿に大きな反響がありました。

紀つね:ベトナムは東南アジアではないのかというコメントが寄せられましたが、仏教のお寺があって漢字がたくさん使われていて、箸と筆を使う国なので同じ東アジアの仲間でもあると思っています。

◇ ◇

SNSユーザー達から

「北京・上海が東京レベルなのは知ってたけど、浙江・江蘇が日本の地方と同等ってのは結構ショックだなぁ」
「香港とマカオ、その小さな場所に富も人も集中してるんやな……」
「チベットや新疆が意外に高い。人権批判等あって中国としても開発に力を入れてるのかな?」
「これ『中部地方』のGDP爆上げしてるの愛知と浜松でしょう」

など数々の驚きの声が寄せられた今回の投稿。読者のみなさんはこのグラフを見てどのように感じただろうか。

紀つねさん関連情報

Xアカウント:https://x.com/kinokuni_fox

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