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病死した猫を思い涙していたら、先代の猫にそっくりな子猫と出会った!重なる仕草に「生まれ変わりかも」

梨木 香奈 梨木 香奈

猫をお迎えするきっかけは、さまざまです。偶然の出会いから始まることもあれば、「お迎えするなら保護猫を」と譲渡会に足を運ぶという選択もあります。

三毛猫の「もんじゅ」ちゃん(女の子)、茶白猫の「せんじゅ」ちゃん(男の子)は、保護団体で“ずっとのおうち”を待っていた血のつながったきょうだい。そんなふたりと出会ったのは、先住猫を亡くし深い悲しみに暮れていたXユーザー・ミロカノさん(@nekotokanon)夫婦でした。

先代猫との別れを経て見つけた、ふたりの子猫

先代猫を相次いで病気で失った悲しみのなか、飼い主さんは里親募集サイトに目を通すようになりました。そこで、思わず心を奪われる子猫の写真に出会います。

「2024年5月に里親募集サイトで写真とプロフィールを見つけ、2022年と2023年に病気で相次いで亡くした先住猫によく似た顔立ちの子猫に目が留まったのです。保護猫活動をしている『にゃんころ隊』さん(神奈川県保土ヶ谷市)の譲渡会へ予約を入れて夫婦で足を運びました」

譲渡会では三毛猫2匹に申し込みましたが、そのうち1匹にはすでに里親希望者が。そこで「茶白猫の男の子と三毛猫の女の子のペアでは」と打診され、夫婦で話し合いの末に迎えることを決めました。

「当時、生後1カ月半のもんじゅとせんじゅでした。ふたりが保護された経緯については、にゃんころ隊さんに『庭に来る野良猫が妊娠しているようなので保護して産ませたい』と相談があったのが始まりだそうです。その後、預かりボランティアさん宅で出産し、風邪をひいたため病院にかかりながら哺乳瓶で育ててもらったと聞いています」

やんちゃな子猫との暮らしに翻弄されながら

譲渡会から1週間後、ふたりは初めて飼い主さん夫婦の家へやって来ました。初対面の抱っこは、小さな体から伝わる命の重みに胸が熱くなる瞬間だったといいます。

「譲渡会から約1週間後、2024年6月1日に保護主さんがふたりを我が家まで届けてくださいました。ふたりを抱っこしたのはそのときが初めて。とても小さくふわふわしていて、その愛らしさに感動したのを覚えています」

まだ子猫だったため順応も早く、初日からよく食べ、元気いっぱいに遊んでくれたそうです。しかし成長とともに、そのやんちゃさは日に日に増していきました。

「もんじゅとせんじゅは好奇心旺盛でいたずら好き。室内のものをかじったりおもちゃにしたりして大変でした。誤飲を防ぐために収納を整えていたつもりでしたが、予想外の行動に手を焼くことも。新たに収納を増やすなど工夫を重ね、結果的に部屋はきれいになりました」

やんちゃ盛りの子猫を迎え、日常は一変した飼い主さん夫婦。それでも「夫婦の年齢的に、子猫を迎えるのはラストチャンス」と考えていたため、その慌ただしささえも喜びのひとつとなりました。

甘えん坊と“王子様気質”、個性豊かなふたり

成長したもんじゅちゃんは、甘えん坊で人懐っこい性格に。せんじゅちゃんは食にこだわりを見せつつも遊び好きで、まるで王子様のように大切にされているといいます。

「もんじゅは時折スイッチが入ってゴロゴロ喉を鳴らしながら私のお腹に乗って来ます。夫がそばにいるときは、ふたりのあいだを行ったり来たりして甘えるんです」

食欲旺盛なもんじゅちゃんは、せんじゅちゃんの残したご飯を狙う一方、せんじゅちゃんは気分によって食べたり食べなかったり。

「せんじゅは食べるのが遅く、残したと思ったらまた食べることも。もんじゅに取られないように、食べ終えるまで寝床に持って行って口元にお皿を近づけて食べさせています。遊ぶのも大好きで、猫じゃらしをくわえて唸り声をあげながら遠くに持って行き、私が取りに行かされるんです」

ふたりの姿に、先代猫たちを思い出すこともしばしばあるという飼い主さん。改めて、もんじゅちゃん、せんじゅちゃんへの思いについて、次のように語ってくれました。

「先代の愛猫にそっくりな行動が多く、『生まれ変わりなのかも』と思うこともあります。ペットロスはとても辛いですが、猫と暮らす幸せは何にも代えがたいもの。保護主さんに救われた小さな命、これからも目一杯の愛情を注いで大切にしていきたいです」

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