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海外でも使われてるんだ…「2025年上半期に最も使われた顔文字」ランキング 世界16カ国では「困惑顔」、日本での1位は?

まいどなニュース情報部 まいどなニュース情報部

みなさんは、「2025年上半期に最も使われた顔文字」はどれだと思いますか。バイドゥ株式会社(東京都港区)が提供する日本語入力&きせかえ顔文字キーボードアプリ『Simeji』が、世界16カ国における顔文字の利用動向や使われ方を調査した結果、世界で最も多く使われた顔文字は「•᷄ࡇ•᷅」、日本で最も多く使われた顔文字は「^_^」でした。

調査は、同アプリユーザーを対象として2025年9月にインターネットで実施され、有効回答数は1万7982件でした。

2025年の上半期に「世界で最も多く使われた顔文字」は「•᷄ࡇ•᷅」、いわゆる“困惑顔”を表す顔文字で、世界16か国中11か国で第1位を獲得しました。

この顔文字は、世界共通で親しまれている一方、国や地域によって使用方法に違いが見られるといい、スペイン語圏では大げさな叫びや拗ねに添えて感情を強調する用途が多く、フランスやイタリアでは皮肉や照れをやわらげるクッションとして活用されているといいます。

また、ロシアでは虚無感を帯びた重い感情の補強に用いられ、インドネシアやタイでは日常的な愚痴や弱音をコミカルに見せる役割を担っているそうです。

他方、「日本で最も多く使われた顔文字」では、「^_^」が1位に。そのほか、「(;;)」や「m(_ _)m」など、シンプルな形の顔文字がランクインしました。

「^_^」は、文脈によって“ほのぼの笑顔”にも“煽り”にもなるなど、シンプルだからこそ幅広い意味で使われているのが特徴です。

例えば、若い世代では「今日は仕事でやらかしたよー︎^_^」など失敗や気まずさを軽いノリでオチや皮肉として表現する顔文字として多用される一方、上の世代では「ありがとう︎^_^」といったお礼や挨拶など温かみや誠実さを伝える定番表現として親しまれています。

また、「(;;)」は、世代を超えて“悲しみ”を象徴する顔文字として親しまれていますが、若い世代では「うれしすぎた( ; ; )」など、感謝や喜び・感動の場面にまで転用されるなど柔軟に使われる一方、上の世代ほど「ほんまごめん(;;)」といったストレートに悲しみや残念さを表現する傾向が見られました。

さらに、「m(_ _)m」は、感謝や謝罪の場面で圧倒的に多用される顔文字で、まさに“礼儀正しさ”を表す定番表現として世代を問わず定着しており、若い世代では「お願いm(_ _)m」など、やや軽いノリやフランクな文脈にも用いられる一方、上の世代ほど「よろしくお願いしますm(_ _)m」といった、丁寧な依頼や誠実な挨拶に使われる傾向が強いことがわかりました。

ちなみに、「顔文字を使う理由」を尋ねたところ、10〜20代は「かわいい」(58.4%)や「個性を出せる」(29.0%)など、“かわいさ”や“個性”を重視する傾向が見られた一方で、30代以降は「親しみやすい」(38.2%)や「感情を細かく表現できる」(34.0%)など、文章をやわらげる“感情補足”の役割として使う傾向が見られました。

自由記述では、「文字だけだと冷たく聞こえるから」「絵文字はおじさん構文っぽく感じるけど、顔文字はその先入観がない」「Instagramのストーリーに入れると雰囲気がやわらかくなる」といった声が寄せられ、顔文字が“温度を伝える・自分らしさを出す・SNSでのトーンを整える”表現手段として、若年層を中心に再び注目を集めていることがわかりました。

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