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「マーケティングって何?」新部署で迷走する娘が父と釣りして開眼「あたしの仕事と似てる…」【漫画】

海川 まこと 海川 まこと

始めたばかりの仕事では、内容がよくわからず行き詰まってしまうことは誰にでもあることです。そんな働く人のリアルな悩みを描いたまるいがんもさんの漫画『「マーケティングというものがよく分からない…」仕事に悩む女性が《実家の父》と釣りに行った結果』に注目が集まっています。

物語の主人公は、会社のマーケティング部に異動になった牧野あかね。異動から数カ月が経っても仕事の全体像がつかめず、「自分は何をすればいいのだろう」と悩む日々を送っていました。部署の同僚たちに尋ねても、明確な答えは返ってこず、モヤモヤとした気持ちは増すばかり。そんなある日、実家の家族から夕食に誘われ、気分転換に帰省することにしました。

家族そろって夕食を囲んでいると、父親が「明日釣りに行く」と話します。そこであかねさんは、気まぐれに父の釣りに付き合ってみることにしました。当日、釣り竿を手にした父から、潮の動きや風向き、餌の種類やオモリの重さなど、状況に応じて細かく調整を重ねながら釣りを楽しんでいるという話を聞きます。

あかねはその時にふと、「マーケティングに似ている」と感じます。試して、失敗して、また工夫してみる、その繰り返しが釣りにも仕事にも共通していると思えたのです。そして仕事に戻ったあかねさんは、その感覚をヒントに少しずつ仕事の改善を重ね、成果を出せるようになっていきました。

トライアンドエラーの重要性を分かりやすく描いている同作について、作者のまるいがんもさんに詳しく話を聞きました。

「マーケティングとは?」がうまく答えられないから生まれた漫画

ーマーケティングを題材に選ばれた理由やきっかけ について。

これは僕自身がマーケティング部に所属していることがきっかけでした。漫画の中でも描いたように、「マーケティングって結局何?」という部分は、正直いまでも自分の中でハッキリしていません。基本的には自社の広告まわりの仕事をいろいろとやっているのですが、「マーケティングとは?」と問われると、うまく答えられないんです。そんなもどかしさを、どこかで漫画に活かしたいと思っていました。この作品は、まさにその思いがマッチした感じです。

ー「釣りと通ずる部分がある」という発想はどこから着想を得たのですか。

僕は筋金入りの釣り好きなんです。釣り人って、釣るために本当に情熱をかけてPDCAを回したり、創意工夫を重ねたりするんですよ。「これを試してみよう」「あ、ダメだった。じゃあ次はこうしてみよう」ということを、何度も何度も繰り返して楽しんでいます。この情熱を仕事にも向けられたらいいのですが、なかなかそうはいかないんですよね。不思議なものです。

「好きこそ物の上手なれ」ということわざがありますが、本当にその通りだと思います。僕はあまりに釣りが好きすぎて、釣りに行きやすい場所に移住までしてしまいました。もはや釣りに人生を振り回されていますね(笑)

<まるいがんもさん関連情報>
▽東洋経済オンライン連載中『真面目なマジメな真締くん』
https://toyokeizai.net/category/comic-majimekun
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