「明日は次男遠足の弁当なのですが、リクエスト聞いたら『8番出口』と言われ途方に暮れている」
そんなコメントから始まったお弁当作りの様子が、Xで大きな反響を呼んでいます。投稿したのは、Xユーザー・Opsaporさん（@OP3）。小学6年生の次男を持つ父である投稿主さんは、遠足を前に思わぬ難題に挑むことになりました。
『8番出口』とは、無限に続く地下通路を舞台に、プレイヤーが周囲の“異変”を見つけながら脱出を目指す短編ウォーキングシミュレーターゲーム。二宮和也さん主演で実写映画化され、現在大ヒットしています。この独特の世界観をもとに弁当を作ることが、今回のミッションです。
投稿主さんは早速弁当作りに着手。「プロなので、弁当箱から作っている」とのコメントとともに公開されたのは、アルミ製の弁当箱の写真。フタの表面には「ご案内 Guide」という文字とともに、『8番出口』を思わせるルールが4つーー「弁当を残さないこと／好物を見つけたらすぐ食べること／好物が見つからなくても食べること／帰ったら弁当箱を外に出すこと」ーーが日本語と英語で表記され、文字フォントまで忠実に再現されていました。
続いて公開された写真では、「下は、チキンライスです」とのコメントとともに、トマトケチャップで味付けされたチキンライスの上に卵焼きが敷かれ、海苔で「8番出口」「Exit8」の文字が描かれた様子が。最後の投稿では「8番ランチできました。大丈夫か遠足」と報告し、完成した弁当の全貌をおさめた動画を公開。そのクオリティに10万件超の“いいね”が殺到しました。パパの愛情とセンスが詰まった渾身の作品ーー息子さんの反応はどうだったのでしょうか。
SNSをざわつかせた愛情弁当の裏側
ーーリクエストを受けたときのお気持ちを教えてください。
「キャラ弁は過去にも作ったことはありましたが、今回のリクエストには『は！？』と。悩んだ末、ゲームルール標識を弁当箱にしようかなと先に思いつきました」
ーーこだわったポイントは？
「フタの文言はオリジナルのゲーム版、弁当自体はゲームのフォントに合わせてます。どっちも好きなので。あとは美味しく食べられることも考えて作りました」
ーー息子さんや友人たちの反応は？
「ゲーム好きの友人と盛り上がったみたいです。『みんなヤバい！言うとった！』と聞いています」
ーー「プロなので」というコメント通り、その完成度の高さに驚く声が多くありました。
「とくに何のプロでも無いただのサラリーマンです（笑）。悩ましいリクエストに応えるべく、やけになって出た言葉です。ただ、仕事をしているお父さんお母さんはみんな何かしらのプロだと思うので、そのへんの矜持をこめた感じです。クリエイティブ系に近い仕事をしてはいますが、今は本職ではありません。頼まれてモノを作ることは好きです」
このクオリティの高い“8番出口弁当”に、リプライ欄は驚きと称賛であふれました。
「売れそう」
「プロだぁ…！」
「商品化して欲しい」
「駅弁にしたら売れそう」
「完成度高くて驚きました」
「“8番出口”ならぬ、“昼弁で口”」
「すご。プロ。私も欲しいです」
「異変がないか探したくなるお弁当」
「ご案内の内容まで変わってるの良すぎる」
「内容もお弁当バージョンになってるの天才」
