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子どもが大人になっても母は母 けがのSOSに焦りまくる心配性の母【漫画】

海川 まこと 海川 まこと

離れて暮らしていても、母親にとって子どもはいつまでも心配な存在。ゆう|ノープロブレムキャットさんがInstagramに投稿した『走れハハ(母)ス』では、母の深い愛情に大きな反響が寄せられています。

物語はある夜、ゆうさんの両親が夕食をとっていたときに届いた、LINEから始まります。メッセージの送り主は娘のゆうさんで、「ネギと間違えて指を切ってしまったから、病院まで迎えに来てほしい」とのこと。このメッセージを見た母は、極度の心配性のためびっくりします。

母はすぐさま立ち上がり、ゆうさんの元に駆けつけようと準備を進めます。そんな母のもとにゆうさんから追加のメッセージが届きます。メッセージには「手持ちの現金が千円しかないから治療費を貸してほしい」というもので、母はこのお願いにもすぐさま対応するように現金も用意するのでした。

さらに、ゆうさんを病院に運んでくれた義理の母(ゆうさんの夫の母)へのお礼の手土産として、自宅の畑で育てた新鮮なきゅうりを手に、娘のもとへ急いで駆けつけます。

同作の読者からは「お母さんが心配になる気持ちも走り回る気持ちもよくわかります」「聞いただけで痛い」などゆうさんを心配する声が多数寄せられています。当時の詳しい状況について、作者のゆう|ノープロブレムキャットさんに話を聞きました。

母「どっかから見てた?」

ー同作で描かれた状況を詳しく教えて下さい。

夕方6時ごろ、夜ご飯の準備をしていたのですが…その日は豚汁を作ろうとしていて、人参を切っている時に、新調したばかりの包丁で思いっきりやってしまいました…。削いでしまったところをくっつけて握り込み、手を高く上げながらお義母さんの元へ走りました!お義母さんが仕事から帰ってきてくれていて本当に良かったなと思います。

ー同作についてお母さまと会話をしましたか?

実家の母は、あとから「投稿してた漫画、まさにあんな感じで1人でドタバタ騒ぎながら準備してた。どっかから見てた?」と言っていました(笑)母から聞いたことを自分なりに補完して描いたのですが、どうやら作中の雰囲気そのまま急いで来てくれたようです。

ー他にもゆうさんのお母さまの心配性エピソードはありますか?

今は学校の登下校に大人がついていくのが当たり前ですが、私たちが小学生の頃はどんなに遠い地区からでも子どもたちだけで登下校していました。でも母は片道40分の田舎道を歩かせるのが心配だったようで、一緒に見通しのいいところまで歩いてくれて、そこから私たちが学校に到着するまでずーっと見ていてくれました。本当はついていきたいけど、(時代的に)ついていけない、でも心配…という葛藤があったんだと思います(笑)

下校の時も、学校を出ると遥か彼方の田んぼの向こうの坂の上に小さな母の姿が見えて、米粒のような母を目指していつも帰っていました。心配症すぎるエピソードなのかもしれませんが、私と双子の妹にとっては、懐かしくうれしかった思い出ですね。

ー指の怪我の経過はいかがでしょうか?

おかげさまで、削いでしまってから1週間後にバンテージを取ってみたところ、爪もお肉もくっついていました!若干の変色やひきつれはあるのですが、人体ってすごいなあ…と感動しています。

<ゆう|ノープロブレムキャットさん関連情報>
▽Instagram
https://www.instagram.com/yu_cat_illustration/
▽X(旧Twitter)
https://x.com/YUNID_CAT
▽ブログ
https://noproblem-cat.napbizblog.jp/

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