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夫の急逝で傾いたとらふぐ専門店 迷走経営で負債は40億 「くーちゃんの明るさと馬力は人一倍」亡き人の言葉を胸に妻は再建に乗り出した

クラブTVO編集部 クラブTVO編集部

社長に就任した久美子さん。改革のために次に目をつけたのは!?

2018年には社長に就任した久美子さん。次に目をつけたのは・・・“人”。ベテラン社員が若手社員に指導している様子を見て、画期的な改革を思いつきます。

それは・・・若手社員を管理職にすること!

年功序列ではなく、あえて若手を責任ある業務につけることで、店全体の士気が上がるのではと考えたのです。

20代の店長、入社5年で課長職の30代社員など若手を責任あるポジションに抜擢しつつも、ベテラン社員には社歴に即した給与を、若手社員には役職手当をつけることでモチベーションをキープ!ベテラン社員からの不満は一切ないそうです。

こうした内部改革により社風が変化!さらに手広く行っていた他業種展開も極力「ふぐ事業」に一本化しました。

また、店名を「玄品」に変更したのも同時期なのだそう。その理由は・・・ふぐ以外のメニューを提供しはじめたこと!

実は創業以来、ふぐのシーズンではない4月〜9月は赤字だったため、夏の黒字化を目指し、うなぎや鱧などふぐ以外のメニューの提供を開始します。

こうした改革により社風も変化し、1店舗あたりの売上も回復していきますが、新たな試練が久美子さんを襲います。

コロナ禍を乗り越え売上を確保した「奇策」とは?

社長就任の翌年、世界中を襲った新型コロナウイルス。予約が全てキャンセルになるなど、売上は激減。そこで、久美子さんは広すぎてもて余していた「セントラルキッチン」を活用。店舗の職人たち含め従業員を集結させ、“通販セット”の製造に注力させたのです!

さらに、2020年から通販事業のほか、スーパーに自社商品を卸す外販事業をスタート。店舗で提供しているフグ料理の詰め合わせに加え、研究を重ねて開発したフリーズドライの「とらふぐ雑炊」などの商品のヒットにより、コロナ禍の危機を乗り越え、現在もなお店舗と外販事業で売上を伸ばし続けているのです。

また新たな試みとして2023年には、社長自らがカウンターに立つ「女将のカウンター」もスタート!「コロナ禍を経てお客様の求められることを自分で肌で感じ、お客様と対話してそれで自分の信念をもう1度持ち直したかった」と積極的にお客様とコミュニケーションを取っています。そんな久美子さんの姿を見て、お客さんも元気がもらえると言います。

ふぐ業界のトップ、「玄品」のもしマネポイントは…「どんな時も笑っとけ」。亡き夫の言葉を胸に、数々の困難も前向きに立ち向かってきた久美子さんの挑戦は続きます!

番組情報

〇内容
『もしもの時』に備えるマネー道!マネー活用バラエティ!
〇放送日時
テレビ大阪 第1~3日曜日 午後2時放送!放送終了後はYouTubeチャンネル、TVerで無料見逃し配信中。
〇番組HP
https://www.tv-osaka.co.jp/ip4/moshimane/
〇もしマネ公式YouTubeチャンネル
https://www.youtube.com/@moshimoney_tvo
〇番組TVer
https://tver.jp/series/srxig6d8zn

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