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ドイツで陣痛「部屋が空かないから帰って」と言われ… 自宅で出血、驚きの病院の対応

山脇 未菜美 山脇 未菜美

ドイツで出産した女性の経験談が「壮絶過ぎる」とX上で話題になっている。陣痛が来たため、事前に予約していた分娩先に連絡すると、「空いていない」と言われ、病院をたらい回しに。病院の廊下で3時間の陣痛に耐え、一度自宅に帰宅したが陣痛が再開し、救急対応病院で産んだという。日本では考えられない対応に「海外だと珍しくないよね」「何だかんだ言っても日本の医療システムは充実してる」との声が寄せられている。

知らない緊急病院で出産

投稿したのは、2016年にドイツに移住したX名・Miki Kawamuraさん(@KawamuraNika)。2023年12月に出産した際のエピソードを「ドイツで出産、ギャグだったから今更だけど聞いてほしい」と綴った。

陣痛が来た日、予約した病院にはなぜか空きがなかったという。別の病院に行っても空きはなく、「帰宅すると危険」との理由で3時間、病院の廊下で、椅子に突っ伏しながら陣痛に耐えた。その間に夜になり、「部屋が空かないから帰って」と言われて帰宅。そして、夜中に自宅の寝室で大量出血した。

パニックになった女性は緊急医療相談に電話。しかし、最寄りの病院にも予約した病院にも空きはないと言われ、救急車で緊急対応病院へ。「痛みがひどいから麻酔をしてほしい」と頼んだが、「子宮口が全開なのでそのまま産みます」と言われ、気付いたら全く知らない病院で産んでいたという。

「オレンジの人」呼ばわり

衝撃的な出産体験談だが、後日談も〝ぶっ飛び〟エピソードは続く。2週間後のクリスマス、傷の細菌感染で手術が決定したが、13時間、待合室の椅子で待機させられた。着用していたのが、オレンジの柄が印象的なセーター。「出産時もオレンジのセーターで、下半身は丸出しでした。手術で再通院した際、医師や看護師に『あのオレンジ』と陰で呼ばれていましたね」と笑い話にして振り返る。

術後に深夜タクシーを呼ぶと、運転手は「メーターを止めるからマック寄っていい?」と聞いてきた。女性は「コーラを奢ってくれるならいいよ」と答え、コーラ飲みながら帰ったそう。

波乱万丈の出産だったが、「毎冬1回は知らない人に『ナイスセーター!』と言われるくらいに健康です」と女性。一方で、「私はお産のタイミングが悪かっただけで、素敵な出産をされた方もいっぱいいます。無料で出産できて、その後就労できない時に育児費用も国から出していただいて、ドイツにとても感謝しています!」と話した。

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