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小2息子「天井から怪しいものが生えてるよ!」実はヤバい!恐怖の前触れ→プロに対策を聞いた

東寺 月子 東寺 月子

これからが、巣が大きくなり危険な時期!

ーースズメバチは一般的にいつごろ巣をつくるのですか?

「4~5月、女王バチが単独で巣づくりのできる場所を探して、つくり始めます。巣の場所の多くは、木や屋根の高い場所ですが、土中や低い場所につくることも。また、過去に巣づくりした場所に再度つくることも多いです」

ーーでは、巣が大きくなってくる時期はいつごろですか?

「4〜5月は女王蜂が単独でつくっている時期なので、攻撃性が低いため、駆除のねらい目です。この時期に駆除できれば、巣を予防できます。その後、働きバチが誕生し共同で巣をつくるようになり、一般的な蜂の巣は、8~10月頃に最も大きくなります。攻撃性が高くなるため注意が必要です。9〜11⽉頃は、ハチの数も最盛期を迎えます。一つの巣で1000匹を超えることもあるほどです。また、翌年⼥王となる⼥王蜂が誕⽣する⼤切な時期でもあり、そのために働きバチは巣を守ろうとより攻撃的になるのです。ですので、なるべく早く巣を撤去するのがおすすめです」

ーーハチの巣を見つけた時に注意すべきことはありますか?

「ハチは大きな音や激しい動きに敏感で、攻撃されたと感じます。ハチの巣やハチを見つけても、大きな声で悲鳴を上げたり、手で払ったり、あわてて逃げるのは厳禁です。ハチを刺激しないよう、静かにその場を離れることをおすすめします」

ーーどんなところに巣をつくりますか?

「樹木の枝のほか、民家の軒下などにも巣を作ります。スズメバチ類は天井裏や床の下などに巣をつくることもありますので、家の周りで飛んでいる場合は、近くに巣をつくっている可能性があります」

ーー巣をつくらないようにする対策はありますか?

「対策としては、ハチの巣の予防効果があるスプレー剤を塗布することですね。過去に巣をつくった同じ場所につくることもよくあるので、前年巣を作ったところの周辺や、巣をつくりそうな玄関や軒下等に噴射しておくと、ハチが薬剤を嫌がり、寄りつかなくなります。この時、スプレー剤をかけた場所がしっかり濡れるくらい噴射するのが効果的です。また、雨が降ると薬剤が流れてしまうので、雨の後は再度スプレーをしてください」

ーー一般人がスズメバチの巣を駆除するのは危険ですか?

「サイズによりますね。巣の直径が25cm以下の場合は、スズメバチ専用のエアゾールタイプ駆除剤を使用して駆除することができます。直径が25cm以上の場合は、スズメバチ用駆除エサ剤を使用するか、専門の防除業者に相談してください。駆除剤を使う場合、以下に気をつけて必ずスズメバチ専用の製品を使用してください。

①日没後に行う
②処理前に巣に振動を与えない
③必ず防護服、手袋、長靴、保護メガネなどを着用する
※スズメバチは非常に危険なので、スズメバチ専用のエアゾールタイプ駆除剤で駆除するときは、予備をもう一本準備することを推奨

ーーこのほかに、スズメバチについて、気をつけた方がいいことはありますか?

「巣づくりについては先述の通りですが、ほかにも日頃の暮らしの中で、知っておきたいことと注意しておきたいことがあります。

①ジュースやお菓子などの食べ物にもハチは寄ってくるので、放置しない
②黒色に対して最も激しく反応し、攻撃的になる(ハチが多いところへ行く場合は、攻撃性が低くなる白色や淡色の服を着用し、黒い髪を隠すために白っぽい帽子の着用がおすすめ)
③肌を出さないように、長袖の服を選ぶ
④香水や化粧品、整髪料などの人工的な香りに興奮するので、香りの強いものを身に付けるのは控える」

これからますます攻撃性が強くなる時期とのことなので、巣に注意するだけでなく、アウトドアでの散策や山登りでは、道から離れて歩いたり、むやみに茂みや岩陰をつついたりしないように注意するのはもちろん、服装や整髪料などの香りにも気をつけておきたいところです。

今回SNSへの投稿が注目された小林成彦さんは、静岡県浜松市で映像の構成・撮影・編集に携わるお仕事をされています。そんな小林さんのXでは、浜松の山での暮らしやお仕事にまつわる投稿を発信中です。

小林成彦|見習い猟師カメラマンさん
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アース製薬
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