【閲覧注意】「この小さい虫、もしかして…」SNSへの問いかけに恐ろしい回答がずらり→「1匹出たら100匹いるって言うよね?!」

東寺 月子 東寺 月子

「この虫何…?ゴキブリの子どもって思ってるんだけど違うの??」

先日、SNSに投稿されたポストが話題となり、多くの人たちが反応していました。

「はい、ゴキの子どもです。早めの対策を」
「クロゴキブリじゃないですかー」
「昨年、自分も出現して夏場大変でした。今のうちに対策しないと」
「そのゴキが出たって事は卵がかえったってことだから、まだ出てくるかも」
「1匹見たら100匹いるって言うよね」

筆者もこのちっこい虫、見かけたことがある記憶が……もしかして我が家にも潜んでいるかも?!と、思い始めると夜も眠れそうにないので、アース製薬のご担当者の方に、この小さい虫が本当にゴキブリの幼虫なのか、さらにはこれを見つけた時の対策についてお伺いしました。

「一匹出たら100匹」どころか、500匹!?

ーー今回の投稿に、コメントでは「クロゴキブリでは」とありましたが、そもそもゴキブリの子どもって、他の小さな虫と判別しにくくて、はっきり分からないんですが……

「世界には約4,600種類、日本には現在64種類のゴキブリが生息していると言われています(2024年6月現在)。とはいえ、身近でよく見かけるものは主に家の中でよく見かける黒い『クロゴキブリ』や、飲食店などで見かける小さな茶色の『チャバネゴキブリ』、特に沖縄方面に棲息する背中部分に白い紋様のある大きな茶色のゴキブリ『ワモンゴキブリ』の3種類です」

ーー特徴としては、触覚が体長より長いって感じでしょうか?そういえば「ゴキブリは1匹出ると100匹いる」とよく聞きますが、あれは本当ですか?

「ゴキブリは一生の間に卵が22~26個入った卵鞘(らんしょう)を、15~20回産卵するため、そのように言われていますね。ですから、メスが1匹いればおよそ500匹の卵を産むと計算できます。

家の中でよく見かけるクロゴキブリは、冬の間は戸外で休眠し越冬します。越冬場所は家の周りの場合、庭やベランダの植木鉢、プランターの下や何かのすき間などです。休眠中は夏のように活動はせず、食べることもなく成長もしません。

ちなみにクロゴキブリは幼虫や卵で越冬することが多く、卵は通常、越冬後の春に孵化します。外で越冬したゴキブリは、休眠から目覚めると餌を求めて家の中に侵入します。一般的にはこのようなサイクルで冬眠期と活動期があるのですが、暖房や加湿が効いた室内では、冬でも孵化してしまうことがあるので、冬の室内でもゴキブリを見かけることもあります」

Gにとってダンボールは快適住居! 紙や木片、革製品もご馳走!

ーー越冬できるほど生命力があるんですね。どういう場所で産卵するんですか?

「卵を産み付けやすいのは『暗くて狭くて暖かい』場所です。キッチンのシンク下や家電の裏側などがありますが、意外と盲点なのはダンボール箱です。

卵は鞘で保護されているので、駆除剤の効果が期待できません。見つけた時は、ゴム手袋などをして、ビニール袋に入れて潰すのがいいのですが、潰すことに抵抗がある場合は、ビニール袋を2重にして焼却ゴミとして出しましょう。卵があった場所は、アルコールスプレーなどで除菌してください」

ーーダンボール!確かに保温効果もあるし、産卵場所としてはうってつけですね。そうなると、宅配便の段ボール箱に荷物を入れたままにしたり、引っ越し後もそのまま段ボール箱で物を保管するのは、要注意ですね!

「産卵に適した場所を家に作らないことが大切です。まずはゴキブリが潜まないように、下記のようなスペースは日頃から注意してください。

①ジメジメとしていて湿気があり、暖かく、陽が当たらず狭くてエサになるものがある場所
②ベランダに植木鉢があったり、侵入できるすき間がある
③宅急便や引越しの段ボール
④キッチンのシンクやお風呂場など、いつも水や水滴がある場所

これらの場所は、ゴキブリにとって居心地の良い環境となるので要注意です。そして換気口、網戸やドアのすき間、排水パイプなどのすき間から侵入してきます。玄関や窓を開けっ放しにせず、網戸のすき間は隙間テープなどできちんと処理してください。

家の中では、食品や汚れた食器を夜まで放置したり、食べこぼしを放置、冷蔵庫の裏やコンロの下にごみや調理くずを放置しないように。お菓子のかけら1つであってもご馳走のため、食べこぼしを放置するのは厳禁です。

しかもゴキブリは雑食性なので、食品だけではなく、紙、木片、皮革類などを食べることもありますから、これらも要注意です。また、宅配便や引っ越しのダンボールにゴキブリの卵が付いて、放置している間に孵化してしまうこともあるので、すぐに処分することをおすすめします」

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