まずは「献血犬ドナー登録」を知って
烈くんはゴールデンらしい温和で人懐っこい性格のわんちゃんだが、動物病院自体は少し苦手なのだという。しかし、子犬の頃から通う病院ということもあり、献血の際も健気にがんばってくれたそうだ。
「待合室までは喜んで勢いよく入って行きますが、診察室から名前を呼ばれると不安と緊張で動けなくなります。テコでも動きませんが、結局すぐに諦めて自分からトボトボ歩いて診察室に入ります。入室後はされるがままです……。
今回の動画に対して、励ましのお言葉に加えて、『献血犬からの輸血で愛犬が助かりました』という感謝のお声や、『同じく献血犬ドナー登録してます』という方、『献血の様子を初めて見ました』『献血犬の存在を初めて知りました』という方も多くいらっしゃり、とても嬉しく励みになりました」(烈くんの飼い主さん)
君はえらかったよ、がんばったね
動画の最後に、「君はえらかった。よしよし、めんこめんこ(いい子いい子)、おうち帰ろ。えらかったよ、がんばったね。助かるといいね、13歳のダックスさん、がんばって」と、飼い主さんから声をかけてもらっていた烈くん。
実は現在、減量中だという烈くん。すでにダイエットの効果は出ているそうだが、この日は獣医の先生からも、「ご褒美に好きなおやつをあげてください」というお許しが出たそうだ。
「鉄分豊富な鶏レバーや砂肝のジャーキー、エゾ鹿のレバー肉をあげました。いつもと同じようにとても喜んで食べてました。その後はぐっすりお昼寝をしていました」(烈くんの飼い主さん)
家族に愛されている健康な犬だからこそ出来る「献血犬ドナー登録」。
烈くんの場合、採血にかかった時間は約15分ほどで、事前の健康診断なども含め、トータル約1時間ほどで無事に終了したそうだ。