うちの愛犬は誰かの命を繋ぐヒーロー!「献血犬ドナー登録」を知ってますか?「供血のためだけに生きる犬」をなくすために

はやかわ リュウ はやかわ リュウ

人懐こくてお調子者だという、5歳になるゴールデンレトリーバーの男の子、烈(れつ)くんと暮らす飼い主(@ho21zery)さん。

この日、仕事が休みで在宅中だった飼い主さんは、かかりつけの動物病院から緊急の連絡を受け、烈くんと共に急いで病院へ向かった。

「献血犬ドナー登録をして2年が経ちます。登録をしようと思ったきっかけのひとつに『供血犬シロ』の存在が大きくありました。条件を満たしていると思い、獣医師さんに相談しました。今回は2度目の献血です。要請の連絡が入るとやはり緊張します。烈は私以上に緊張と不安でいっぱいだったと思いますが…よくがんばってくれました。少しずつ徳を積み、烈が困った時に返ってきますように…という気持ちもあります。

献血をすると何らかのサービスも受けられます。動物病院によって異なりますが、烈の病院は予防接種またはフィラリア予防薬のどちらかサービスとなります。大きなワンちゃんの宿命…と思っていただき、献血犬ドナー登録が増えていくことを願っています」(YouTubeチャンネル「れつれつゴールデンレトリバー」の投稿より)

本物のヒーロー!

そんな概要文と共に、多くの方に「献血犬ドナー登録」の重要性を知ってもらうため、2度目の献血をがんばった烈くんの様子をYouTubeに投稿した飼い主さん。

1度目は3歳の時、腹腔内に血液が滞留したパピヨン犬の手術のために献血。

今回は、病気のために手術が必要だという13歳のダックスフント犬の命を救うための献血だった。

烈くんのがんばりと飼い主さんの決意に対し、コメント欄には多くの称賛の声が寄せられた。

「本物のヒーローだ」

「そうやって登録してくださるワンちゃんと飼い主様がいてくださってるんですね。初めて知りました」

「我が子に輸血が必要な時に協力してくれる子がいるのは神様みたいです」

「不安でもがんばってじっとして採血されて、とてもお利口さんですね。主さんが大切にお世話をされているから、供血犬として合格なんですね」

「まず、主様の考えあっての登録に感銘を受けましたし、健康な烈くんががんばってくれていること、大切な命の助け合いであること、もっと世の中に知れわたってほしい等々、感慨深い気持ちになりました」

愛犬が危機の時、「輸血液がない」なんて考えたくないから

烈くんの飼い主さんが「献血犬ドナー登録」を意識したきっかけは、生後8ヶ月の頃、烈くんが顔面に大怪我をし、鼻から大量に出血したことだったという。

「なかなか血が止まらず、とても不安な思いを経験しました。幸い大事には至らなかったのですが、この先、またいつどこでケガや病気で輸血が必要になるかわかりません。今は烈が献血する側ですが、もしもの時に血が足りなくて……なんて考えたくありません。

少しでも多くの方に献血犬を理解していただき、ドナー登録をする犬が増えるといいなと思っています。そして、ドナー登録犬が増えることで、供血犬シロくんのような、献血のためだけに飼育されている犬が減ることを願っています」(烈くんの飼い主さん)

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