愛くるしい猫の様子を見て癒されている人は少なくないでしょう。そんな猫たちは、人に対してどのような感情を抱いているのでしょうか。猫のイラストや漫画を手がけるうぐいす歌子さんの『今日もネコ様の圧が強い』は、「キジネコ様」と「クロネコ様」が猫の目線で物事を語る様子が描かれた作品です。以前X(旧Twitter)に、2匹の様子をまとめた漫画が投稿されると、多くの人から注目を集めて11万もの「いいね」が寄せられています。
自身の肉球が「極上ふわふわ」と自覚しているキジネコ様。厳しい性格のようで、もし人間が触ったとしたら「死刑」と考えています。また、勝手に体を触られた時は、真顔で「無礼者に死を…!」とも思うのでした。
一方で、クロネコ様は、飼い主がスナック菓子を食べている様子を見て「私のおやつは…制限するのにな…」と思ったり、クロネコ様に対して「きゃわいいでちゅね」「どうちたんでちゅか」と、のろける飼い主に「どうかしているのは この人間ではないのか…」と冷静にツッコミを入れたりします。
他にも、キジネコ様は毎日のケアで“良い爪”に仕上げていたのに、飼い主に爪を切られて怒ったり、お腹を見せながらゴロゴロしていたのに、飼い主が触ったら「触るなッ!!」と猫パンチを繰り出したりなど、数々の“猫あるある”が登場します。
また、キジネコ様は、タンスの上にのぼっては降ろしてと飼い主を呼ぶのがクセ。しかし、実は人の力を借りなくても自力で降りられます。人をもてあそぶような行動が多いなか、時には、キジネコ様があくびをした際に、飼い主が開いた口に指を入れた後、指の臭いを嗅ぎ、その様子を見たキジネコ様は「か…嗅いで…いる…??」と少し引いてしまうのでした。
読者からは「猫好きには堪らない」「猫のツンデレがよく分かるし、そのうえ可愛いって最高すぎる」などの声が。そこで作者のうぐいすさんに、同作を描いたきっかけについて話を聞きました。
―同作を描き始めたきっかけを教えてください。
仕事が子育てが忙しくて、現実逃避でネコを描き始めたのがきっかけです。
―Xに投稿されたまとめの中で、特にお気に入りの場面があれば、理由と一緒にぜひお聞かせください。
「にくきゅう触ると死刑」の顔が好きです。このような表情を描きたいがためにマンガを描いています。
―登場する猫たちは劇画チックですが、こういった作風になった経緯をぜひ教えてください。
美大では日本画専攻だったので、いわゆるデフォルメイラストよりは、リアルタッチの絵の方が楽に描けます。
―読者にメッセージをお願いいたします。
人生は辛いですけど、今日もネコ様のために共に生きましょう。
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