一見ネガティブで近寄りがたい雰囲気なのに、実はとんでもなくポジティブな子だったら...。そんな「見た目とのギャップ」をコミカルに描いた漫画『隣の席の子がダウナー地雷系かと思ったらクソポジティブだった話』（作・あたさわさん）がSNSで人気です。
物語は、人付き合いが苦手な主人公・根賀（ねが）が登校初日、緊張しながら席に着く場面から始まります。隣にはレースやリボンを多用したカスタム制服を纏い、独特の雰囲気をまとう女子・地羅（ちら）が座っており、根賀は「絶対ネガティブだ…」と大きな不安に襲われます。
ところが、地羅は「雨だね」「雨って安心する」と根賀に話しかけたかと思えば、「やまない雨は無いし、晴れたら虹が出るし」とキラキラした笑顔で語り出します。予想を裏切る強烈なポジティブさに、根賀は思わず「クソポジティブじゃん」と心の中でツッコミを入れてしまうのでした。
その後も地羅のギャップは止まりません。「インスタ交換しない？」と根賀に声をかけつつも、「抵抗あるなら大丈夫」と気配りは満点です。
いざ交換してみれば、地羅の座右の銘は「ひたむき、前向き、心むきむき」というダサ可愛いフレーズに根賀は衝撃を受けます。さらに全力変顔の写真が並ぶのを見て、根賀は「絶対いい奴じゃん…」と混乱するばかりなのでした。
体育の時間は、雨上がりの外でドッジボールをすることに。根賀は地羅が「前髪くずれるし無理」と言うタイプだと思いきや、実際の地羅は腕まくりしてやる気満々です。運動が得意なわけではないのに全力で応援し、一生懸命に楽しむ地羅の姿に、根賀は「思ってたのと違った」と心を揺さぶられます。
試合後、負けた責任を感じて号泣する地羅を見て、根賀は勇気を出し、「元気もらった」と励まします。ふと空を見上げると、そこには大きな虹がかかっていました。「…地羅さんの言う通り、やまない雨は無いね」と根賀がつぶやくと、「でしょ！」と地羅が笑顔で返します。最後は二人で撮った最大級の変顔写真で物語は締めくくられています。
同作には「なんか凄い元気出るショートストーリーw」や「変顔が全力過ぎて破壊力がヤバい」、「良い話だ…」など、2人のやりとりに元気をもらったという声があがっています。そこで、作者のあたさわさんに同作について話を聞きました。
友達になりたいなと思う子を想像しながら考えました！
ー地羅さんのキャラクターはモデルがいるのでしょうか？
特にいませんが、友達になりたいなと思う子を想像しながら考えました！
ー同作に寄せられた声でご自身が特に印象に残ったものがあればお聞かせください。
最後の変顔に笑ったというご感想をたくさんいただけて、こちらも元気をもらいました！
ー伝えたいことがあればお願いします！
読んでくださった皆様、誠にありがとうございました！宣伝になってしまいますが、『お嬢様女子校が実は腐女子だらけだった話』という漫画の単行本が発売中です。気になったらぜひ読んでみていただけるとうれしいです！（※タイトルの通り終始ボーイズラブ要素を含むので、苦手な方はご注意ください！）
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