「黙れ、小僧」美輪さんの声で再現された… しっかりと教育する「救助犬」の姿は、まさに名場面だった

はやかわ リュウ はやかわ リュウ

ハンドラーさんでもある飼い主、Rookie(@kainehenalu)さんと共に、災害救助犬として活躍するホワイト・スイス・シェパード犬の男の子、コアくん。

今年6月で10歳になるのを機に、JKC(ジャパンケネルクラブ)の規定で救助犬を引退し「特別犬」になるという。

そんなコアくんのもとに、生後3ヶ月になるホワイト・スイス・シェパードの男の子、アオくんがやってきた。

今まで飼い主さんのもとで一人っ子の甘えん坊として過ごしていたコアくんと、大好きなコア先輩に構ってほしくて仕方がない赤ちゃんシェパ、アオくん。

そんなコアくんとアオくんの様子が、ジブリの名作『もののけ姫』のあの名場面の実写版だと話題になった。

実写版!?「黙れ小僧」

「リアル 黙れ、小僧!」

そうつぶやき、RookieさんがX(旧Twitter)に投稿したのは、鼻にシワを寄せて牙を剥き、「黙れ小僧!」とアシタカに言い放つ、『もののけ姫』に登場する犬神「モロの君」にそっくりなコアくんの顔!

「遊んでほしくて、(アオが)コアの耳をかんで引っ張ったんです。コアくん、痛かっただろうに、よく警告だけで我慢してくれました」と、撮影時の状況についてXに投稿していた、Rookieさん。

Rookieさんによると、コアくんはもともとホワイト・スイス・シェパードならではの白い毛並みと美しい顔立ち、立派な体格などから、『もののけ姫』の「モロの君」以外にも、『ゴールデンカムイ』に登場する白いオオカミ「レタㇻ」みたいだと言われることも多いという。

「もろにモロやん」「美輪明宏さんの声で、脳内再生されました」といった声も寄せられたあの名場面にそっくりなコアくんの「教育的指導」の様子について、Rookieさんにお話を聞いた。

今まで以上にコアを大事に、アオにはわくわくする”何か”を

ーーコアくんの「黙れ小僧!」の顔にはどんな意味があるのでしょうか? 

「それは他の犬にしてはいけないことだ、嫌がられることだ、と教えているのだと思います。アオも理解したようで、すぐに引き下がりました」

ーーアオくんにとってコアくんは大叔父にあたるそうですね。アオくんも救助犬の素質がありそうですか?

「コアとは性格がちょっと違うかもしれませんが、甘えん坊なのは一緒です。アオはまだ子犬なので、救助犬にこだわらず、アオがわくわくするような”何か”を見つけたいと思います」

ーーずっと一人っ子だった甘えん坊のコアくんと、コアくんを慕うアオくん。両犬の距離や関係性をどんな風に見守っていらっしゃいますか?

「アオの教育を任せ過ぎることで、コアに我慢させ過ぎないように、今まで以上にコアを大事に……と思っています。両犬が一緒にいて心地良いと思えるように見守り、必要があれば介入して良い家族になりたいと思います」

◇ ◇

先日、大叔父コアくんの救助犬見習いとして、パピー(子犬)のアオくんも初めての雪山トレーニングに参加。アオくんらしい才能が開花する日が楽しみだ。

■災害救助犬として活躍するコアくんのHP「White Search & Rescue」

■コアくんのYouTubeチャンネル「White Search & Rescue」

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