「ウソみたいだろ… これ、切り絵なんだぜ…」
とポストされたのはなみお(@wavemomchan)さん。投稿された画像には、鉄塔や電線、木々の葉が繊細に表現された美しい風景が写っています。これのどこが切り絵? にわかには信じられない作品ですね。
「これ、本当に切り絵なの!?信じられない!」
「細かすぎる…どうやって作ったのか知りたい!」
「電線まで再現されてるのがすごすぎる!」
「美しすぎて言葉を失った…」
リアルな風景と見間違うほどの精巧な技術に、コメント欄では驚きと感動の声が寄せられました。切り絵を制作したなみおさんにお話を聞きました。
ーーこの切り絵を作ろうと思ったのは?
「この冬ごろから切り絵を始めたんですが、曲線が多いエレガントな図案ばかりを切っていたので、今度は直線が多い機械的なものを切ってみたくなったからです」
ーー作品のモデルになった風景は実際にあるのでしょうか?
「あります。数年前の夏に自分で撮った写真です。夕焼けをメインに撮ったんですが、何となく鉄塔も写り込ませました。数年経ってこんな使い方をするとは思わずに(笑)」
ーー制作期間は?
「3日ほどでした」
ーー制作中、特に気をつけたのは?
「切り出す線、とくに電線が細かったので、千切れないかハラハラしました。直線が多い鉄塔とは対照的に、サラサラと揺れるような葉がついている木を上手い具合に切り出せたのは、とても満足で、よし!と思いました(笑)」
ーー完成し、風景の中に同化させた時は?
「心の中でガッツポーズです!」
ーーたくさんの反響がありましたね。
「こんなに反響があると思わなかったので、とても驚いています。でもたくさんの人に見ていただき、驚いてもらえたので嬉しかったです!」
ーー過去作品の中で特にお気に入りは?
「これまでは販売されている図案を切って楽しんでいましたが、一枚だけ娘が私のために図案を作ってくれたものがあり、お気に入りだし宝物です。切って飾ってあります♪」
なみおさんは「固定ポストのキュベレイ、見てください!」と話してくれました。
驚くほど精巧に作られた切り絵作品。数年前に撮影した何気ない写真が、見事なアート作品へと生まれ変わるというのもとても素敵ですね。なみおさんのこれからの作品にも、ぜひ注目したいところです。