寒い季節に飲みたくなる「ホットミルク」。牛乳を温めるとできる「白い膜」は、その口当たりなどから「少し苦手…」という方も多いかもしれません。一般社団法人日本乳業協会の公式Xアカウント(@gyunyu_sensei)によると、実はちょっとの工夫で膜ができなくなるのだそう。「鍋&電子レンジでの温め方」に注目が集まっています。
電子レンジなら2回に分けて!
牛乳は、よくかき回しながら温めると膜ができにくいとのこと。「この方法なら膜ができたことない」と、担当者さんがおすすめする「ホットミルクの作り方」は以下の通り。
【鍋で温める場合】
①中火にかけ、底からかき混ぜる。
②沸騰させないように気をつけ、温まったらコップに注ぐ。
※火傷しないように気をつける。
【電子レンジで温める場合】
①1回目温めたら、一旦取り出してぐるぐると優しくかき混ぜる。
②もう一度温める。
※コップが熱いので気をつける。
そもそもどうして「膜」ができるの?
牛乳を加熱すると表面の水分が蒸発し、牛乳中の脂肪とたんぱく質が濃縮凝固するため。牛乳を40℃以上に温めると、表面に薄い膜ができます。この膜は、初め肉眼では見えない程度のものですが、加熱する時間と温度に比例してしだいに厚くなります。これは、「ラムスデン現象」といわれ、豆乳から作られる「ゆば」もこれと同じ原理。最初にできる膜は70%以上が脂肪で、20〜25%がタンパク質です。栄養が含まれているため、膜ができた場合も捨てずに食べましょう。
▽出典
・一般社団法人日本乳業協会 公式X/膜ができないホットミルクの作り方
https://x.com/gyunyu_sensei/status/1879362881248166085
・一般社団法人日本乳業協会 公式/牛乳を温めると表面に薄い膜ができるのはなぜですか?
https://nyukyou.jp/dairyqa/2107_005_475