「ものまね四天王」として知られる清水アキラさんの三男でタレントの清水良太郎さんが18日放送のABEMA「愛のハイエナ3」に出演。覚せい剤に手を出したきっかけについて赤裸々に語りました。番組は無料見逃し配信で視聴可能です→https://abema.tv/video/episode/90-1833_s3_p6
良太郎さんは2017年に覚せい剤取締法違反(使用)の罪に問われ、懲役1年6月、執行猶予3年の有罪判決が言い渡され、所属事務所を解雇されました。
放送回では、「清水良太郎はちゃんと反省しているのか?」という疑問を解消するべく、元尼神インターのナ酒渚さんが直撃取材。逮捕の裏側や当時の心境など、ものまねタレント2世の不祥事として世間を騒がせた事件の真相に迫りました。
地元の悪い先輩が「差し入れ持っていくなー」
「なぜ覚せい剤に手を出してしまったのか?」という質問に、違法賭博報道で9カ月間の謹慎処分を受けたことが始まりだったと振り返った良太郎さんは、「(謹慎中に)地元の悪い先輩が『お前暇だろう』『差し入れ持っていくなー』って言って、その差し入れが薬だった」と告白しました。
逮捕されるに至った経緯についても詳細を激白。女性と2人でホテルにいた際、「おかしくなってた。勝手にこの人(相手の女性)もやってるんだろうなと思っちゃった。平気で目の前で(覚せい剤を)やり出しちゃった」と回想。その女性が帰った後、「(ホテルの)窓ガラスの下の方に8人くらい立ってた」「まあいいやと出て行った」そうです。
ホテルを出たところで警察に出くわし、「俺はやってない」と否定し、その場で持ち物検査。警察署で尿検査を受け、その日は釈放されたもののその翌日に妻子がいる自宅に警察が逮捕状を持ってやってきたと、逮捕の瞬間までを克明に語りました。
事件当時の自分を「何もかもナメてました」「家族、世の中、芸能界も人のことも、自分のことをやってくれてる妻、親、友達、ナメ腐って見てました」と振り返り、「営業に行けばお金になる」「(営業)一発100万円くらいで月に平均で7、8本。その時は親父と同じ事務所だったんで、折半と考えても月に300~400万円稼いじゃう」と当時のギャラ事情を明かし、「本当に“調子に乗る”そのものだった」と懺悔しました。
警察署で父・清水アキラと面会
逮捕から5日後、警察署へと面会に来た父・清水アキラさんは良太郎さんに「保釈金は出さない。それでいいか?」と告げます。
「まだ入って1週間くらいでしんどかった。早く出たいしか考えてない。『それは無理だよ』って言った。売られた気持ちだった」という心境だったものの、世間の厳しさを教えるためにあえて保釈金を払わないことを決断した父に「お前が頷いてくれないと、俺は(報道陣に)嘘は言えない」と諭され、納得したそうです。
面会の最後に「2人でプラスチック越しに手を合わせた。『お前は頑張れ。あとは何とかしとくから』って帰って行った」と父の姿を振り返り、「房に戻って1時間くらい泣き続けた」「人生で初めて親の愛を知った」「(それまでは)気づかなかった、親ってすげぇなって」と打ち明けました。
清水良太郎さん父との再共演を目指して路上ライブから活動を再開し、「もう一回(父と)ステージに立ちたい」と今後の目標を語りました。