「名古屋のこのビル、攻殻機動隊の世界観すぎる」
フォトグラファーとして活動されているはるはらさん(@haruhara_kun)が、ビルの上から撮影した夜景の写真をX(旧Twitter)に公開。近未来の世界のようだと、多くの人から注目を集めました。
はるはらさんによると、こちらの写真は愛知県名古屋市にある複合商業ビル・ミッドランドスクエアの展望台・スカイプロムナードで撮影したもの。壮大な名古屋の夜景が広がっていますが、それはまさに「攻殻機動隊」の世界観そのもの――。
「攻殻機動隊」とは、士郎正宗氏による漫画、およびそれを原作としたメディアミックス作品。近未来を舞台に、さまざまな犯罪組織と戦い事件を解決する組織“公安9課”の活躍が描かれます。
これまでにも原作漫画のほか、押井守監督の手がけるアニメ映画『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』やその続編にあたる『イノセンス』、TVアニメ版『攻殻機動隊STAND ALONE COMPLEX』、ハリウッドで実写映画化された『ゴースト・イン・ザ・シェル』など、多くのシリーズ作品が発表されてきました。
特に、同シリーズの中心人物である草薙素子少佐が、光学迷彩という技術を使って姿を消しながら高層ビルから飛び降りるシーンは、ファンの間でも特に印象深いシーンの一つです。
そんな同作の舞台であるかのような風景写真。それはあたかも、現実の時代がSFの世界観に追いついたようにも思えます。そんな写真が公開されたはるはらさんのXのリプ欄にも、称賛の声があがりました。
「かっこよすぎる!!」
「めちゃくちゃきれい。吸い込まれます」
「頭に曲が流れてくる景色」
「少佐が光学迷彩で消えていく姿と声が聞こえてきます…」
「屋上に少佐が居ないか?確認してしまう」
「委ねてみるわ。ゴーストの囁きに」
――こちらで写真を撮ろうと思った理由は?
はるはらさん:当時、新しい機材を購入した直後だったので、試しに夜景の綺麗なスカイプロムナードを訪れました。
――撮影に使ったカメラや使用機材、現像ソフトはどのようなものを使われましたか?
はるはらさん:カメラはSONYの“α7R III”、レンズは“SEL1018”というタイプの超広角レンズを使用しています。また現像では“Adobe Photoshop Lightroom”等を使用しました。
――撮影時に工夫した点は?
はるはらさん:当時は下から定期的にミストが噴き出し、また後ろの壁に光の演出があり、タイミングによって全く違って撮れるので、綺麗に写るようタイミングや位置を細かく調整したのを覚えています。
――ご自身も「攻殻機動隊」のファンなのですか? 印象に残っている作品やエピソードは?
はるはらさん:子供の頃に父親の影響で観てからずっと大好きな作品です。スカイプロムナードのような高層ビルから、主人公が光学迷彩をかけながら飛び降りるシーンが非常に印象的ですし、世界観や雰囲気、使用される曲などもとても好きでした。一番のおすすめはとても悩みますが、(TVアニメ版の)『STAND ALONE COMPLEX』で登場した“笑い男事件”のエピソードにはすごく心動かされました。
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フォトグラファーとして、さまざまな場所や風景の写真を撮影、SNSで公開されているはるはらさん。
アニメやゲームが好きなことから、自分の大好きな作品の世界観が感じられるような景色を探して、写真を撮っているといいます。
「写真をきっかけに、自分の好きな作品を皆が懐かしんだり、話したりできるのがとても嬉しいです。これからもいろんな景色を探して伝えていきたいと思うので、アニメやゲームが好きな方は是非見て行っていただけると嬉しいです」(はるはらさん)
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