「終電を逃してしまう!?」動画が話題に…実写じゃない?「本物やん」「リアルすぎて恐ろしい」

渡辺 晴子 渡辺 晴子

「終電を逃してしまう男性の目線をCGで作りました」

CGで制作した動画がX(旧Twitter)で話題になりました。

投稿したのは、CGクリエイターのたいらかけるさん(@taira__kakeru)。今回、終電を逃してしまう男性の目線をCGで作ってみたとのこと。そんな動画が「リアル過ぎる!」と驚く人たちが続出。たくさんのコメントが寄せられています。

「現実と思ってる目の前の世界も、CG的な何かかもと思い始めました」

「すごww 本物やんww」
「素晴らしい!!実写と見間違えてしまうほどのクオリティです!」
「リアル感ありすぎて超絶恐ろしい短編ホラーだ」
「終電逃したことが無いから分からんけど分かった気がする」
「現実と思ってる目の前の世界も、CG的な何かかもと思い始めました」

多くの人たちを驚かせた動画。本当にCGなの? 制作したたいらさんに聞きました。

これってCG!? あの地下鉄を参考…クリエーターに聞いた

――「終電を逃してしまう男性の目線」というテーマで動画を作ろうと思ったのは。

「実際に終電を逃した経験のある方はもちろん、終電を逃したことのない方でも、その状況の深刻さを容易に想像できる題材だと考えました。そのため、多くの人に共感してもらいやすい作品になるのではないかと思い、今回の制作に至りました」

――動画編集ソフトの「Blender(ブレンダー)」を使ったとのことですが、地下鉄を舞台にストーリー展開していますね。

「はい。終電を逃すまいと、一生懸命に駅構内を走り回る仕事終わりの男性。無事終電の地下鉄に乗り込めるが…。のようなストーリーで制作しました。冒頭の階段を駆け下りるシーンは銀座駅A10出口を通路、改札、エスカレーターのシーンは馬喰横山駅を参考にしています」

――制作にあたって、工夫されたところなどを教えてください。

「終電に乗り遅れるかもしれないという焦燥感に駆られた男性の視点を表現するため、カメラの動きに工夫を凝らしました。しかし、走り回る視点だけで描写すると、周囲の風景や進行方向の情報が不十分になり、状況が伝わりにくくなってしまいます。そこで、説明的になりすぎないよう注意しつつ、必要な情報を適度に補い、臨場感を損なわないようカメラの動きを設定しました」

CG動画「物理的な制約を受けずに自由に空間を創り出せる」

――出来栄えは。

「普段は、不確定要素を意識的に盛り込み、観る人によって解釈が異なるような作品作りを心がけています。しかし、この動画では、あえてストーリーを分かりやすく伝えることに重点を置いて制作。その結果、しっかりと物語を理解し、共感してくださる方がいたことをとてもうれしく思います。自分の意図したものが伝わり、共鳴してもらえたことが、大きな励みになりました」

――CGにおける動画制作の魅力をお聞かせください。

「CGを活用することで、実際に現場へ足を運ぶことなく、自宅にいながら撮影を行える点に大きな魅力を感じています。物理的な制約を受けずに自由に空間を創り出せるため、天候や時間に左右されることなく、理想のシーンを再現できるのが特徴です。こうした柔軟性が、私にとってCG制作の大きな魅力の一つとなっています」

「たいら かける / Kakeru Taira」さんのXアカウント(@taira__kakeru)

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