インフルエンザ患者 昨年並みも空気乾燥続く 早まる花粉飛散でダブル症状に注意

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厚生労働省が、今日24日(金)に発表した「インフルエンザの発生状況」によりますと、令和7年第3週(令和7年1月13日から令和7年1月19日まで)分の定点あたり報告数は、前週よりも減り、昨年同期とほぼ同じとなっています。受験シーズンが本格化、今後1週間も、太平洋側は晴れる日が多く、空気の乾燥が続きます。また、東京や静岡などで、スギ花粉の飛散が開始となっています。乾燥・花粉のダブルパンチとなるため、対策は万全に行いましょう。

インフルエンザ患者 昨年同期並みへ

17日(金)、厚生労働省が発表した「インフルエンザの発生状況」によりますと、令和7年第3週(令和7年1月13日から令和7年1月19日まで)分の定点あたり報告数は「18.38」と、前週の「35.02」より減りました。

また、昨年同期の定点あたり報告数は「17.72」でしたので、昨年同期とほぼ同じとなりました。今シーズンは、年明けも患者数が多く、前年同期を上回る患者数になっていましたが、昨年同期とほぼ同じ値まで減ってきました。

なお、インフルエンザの指定医療機関の報告数は「90,712」でした。

受験シーズン本格化 太平洋側は乾燥・花粉で症状悪化に注意

この先1週間は、関東など太平洋側は晴れて、空気が乾燥するでしょう。27日(月)は西日本で雨、28日(火)は東日本や北日本で雨や雪が降るでしょう。

今週は全国的に3月並みの暖かさが続きましたが、来週は西日本を中心にグッと寒くなりそうです。

寒暖差に加え、花粉にも注意が必要です。今シーズンは東京都内(大田区)では統計開始以来最も早い1月8日に飛散が開始となりました。東京の他にも、横浜、静岡、山口で、すでにスギ花粉が飛散開始※となっています。この先1週間は「少ない」レベルですが、スギ花粉が飛ぶでしょう。花粉に敏感な方は対策をすると安心です。

飛散開始※と認められる前の地域でも、スギ花粉はわずかな量が飛び始めます。花粉症の方は、早めに花粉対策を始めるとよいでしょう。

※「花粉の飛散開始日」とは、1月以降で1平方センチメートルあたり1個以上のスギ花粉を2日連続して観測した最初の日を言います。

空気が乾燥 インフルエンザに注意

湿度が低くなると、ノドの粘膜の防御機能が低くなるため、インフルエンザにかかりやすくなります。インフルエンザを予防するには、次のようなことを心がけてください。

① 外出時はマスクを着用し、人の多い所への外出を控えましょう。高齢者や慢性疾患を抱えている方、疲れ気味、睡眠不足の方は、特に注意が必要です。

② 外から帰ったら、手洗いやうがいをしましょう。インフルエンザだけでなく、一般的な感染症予防のためにも、おすすめです。

③ 室内では、加湿器などを使って、適度な湿度(50~60%)を保ちましょう。

④ 栄養バランスの取れた食事と、十分な睡眠をとるよう、心がけましょう。体の抵抗力を高めることができます。

それでも、インフルエンザにかかってしまった場合は、安静にして、十分な休養や水分をとり、早めに医療機関を受診してください。

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