今日15日も太平洋側を中心に晴れて、空気が乾燥しています。東京都心は3日連続で最小湿度が30%台となっています。沿岸部を中心に風も強まっており、火の燃え広がりやすい気象条件となっています。火の取り扱いに注意。
今日15日も空気がカラカラ
今日15日(水)は冬型の気圧配置となっており、太平洋側は晴れています。空気が乾燥していて、午後3時までの最小湿度は埼玉県秩父市や山梨県南部町で20%、東京都八王子市で24%、静岡県富士市で26%とカラカラに乾いています。東京都心で32%と3日連続で30%台となっています。15時現在、東北南部や関東から九州の所々に乾燥注意報が発表されています。
また、風も強まっており、最大瞬間風速は神奈川県三浦市で22.9m/s、千葉県館山市で22.5m/s、静岡県石廊崎で22.2m/sを観測しました。15時現在、北海道の道東や道南、東北南部から九州、沖縄の所々に強風注意報が発表されています。
空気の乾燥と強風で火の燃え広がりやすい気象条件となっています。火災が多く発生しています。火の取り扱いにいっそうご注意ください。
この先も空気の乾燥が続く
18日(土)にかけて太平洋側では晴れる所が多いでしょう。空気が乾燥した状態が続きそうです。
19日(日)は太平洋側でも雨の降りだす所があり、20日(月)は雨の降る所が多いでしょう。多少、空気は潤いますが、21日(火)以降は再び晴れて、空気が乾燥しそうです。
感染症も流行していますので、体調管理にもご注意ください。
空気が乾燥 火事を防ぐには
空気が乾燥するこの時期は、火災発生のリスクが高まります。火災を防ぐポイントは、以下の通りです。
① たばこの吸い殻は、水で完全に消してから捨てるようにしましょう。吸い殻を灰皿にためず、こまめに捨てることも大切です。寝たばこは、絶対にやめてください。
② ストーブの周りに燃えやすいものを置かないことはもちろん、洗濯物を乾かすためにストーブを使うことは、やめましょう。お出かけの時や就寝の際は、ストーブを消すのを忘れないでください。
③ 台所のコンロの周囲に燃えやすいものを置かないようにし、火が鍋底からはみ出さないようにしましょう。調理中はコンロから離れず、コンロを使用しない時は、ガスの元栓をしめてください。
④ 電化製品のコードからも、発火するおそれがあります。たこ足配線やコードを束ねて使用するのは避け、コードが家具の下敷きになったり、折れ曲がったりしないよう、注意が必要です。ホコリが溜まらないよう、プラグやコンセントは定期的に掃除をして、使っていないプラグは抜いておきましょう。
もしもの火災に備えて、住宅用の火災報知器を設置するのも、おすすめです。また、放火を防ぐため、家の周りに燃えやすい物を置かないようにしてください。
空気が乾燥 加湿する際のポイント
空気が乾燥する時は、上手に加湿をして、乗り切りたいものです。そこで、室内を加湿する際のポイントを、覚えておいてください。
① 加湿器を使ったり、洗濯物や濡らしたタオルなどを室内に干したりして、適度な湿度を保ちましょう。室内の最適な湿度の目安は50~60%です。湿度計を使うと簡単に湿度を計ることができますので、こまめにチェックするのが、おすすめです。加湿器を使った場合は、点検や清掃を定期的に行ってください。
② 室内の湿度が高くなると、窓ガラスが外気で冷やされ、結露しやすくなります。カビが発生する原因にもなりますので、結露したら、ふき取ってください。
③ 鍋料理は、体の中から温まるだけでなく、様々な栄養を一度に摂取でき、水分もたっぷり取れます。また、鍋料理からの湯気によって、室内の湿度を上げる効果もあります。
なお、適度な湿度を保つには、加湿と換気を併用するよう、心がけてください。