「子供を抱っこしながら荷物を持つ大変さを解決したい」と、ママでもある保育士が抱っこ補助にもなる画期的なショルダーバッグを考案し、小さなお子さんがいる保護者の間で大評判になっているアイデアバッグがある。それが「Hug育バッグ」。どんなバッグなのか、どこが違うのか。開発者を取材した。
抱っこのお悩みを解決!バッグひとつでお出かけ可能に
小さな子供を持つ保護者にとって外出の悩みに“荷物問題”と“抱っこ問題”がある。
「幼い子供がいるとオムツやお尻拭きなど荷物が自然と多くなり、途中で子供が抱っこをせがんで来ることも多く、身動きが取れなく困ってしまうことが少なくありません」
実際、4歳と6歳の子供を持つ現役保育士の脇谷由香さんも同様の悩みを抱えながら子育てして来た1人だ。そして、そんな悩みを解決したいと1年以上の歳月をかけて、2つの問題をクリアする画期的なバッグを開発した。それがブランド「DDiccho」から生まれた「Hug育バッグ」という商品だ。
似た商品と、どこが違うのか?
一言で言うなら、ショルダーバッグにヒップシートを加えた画期的なバッグ。バッグの上に子供を座らせることができるので、抱っこもラクになるという優れもの。似た商品があると思うかもしれないが、注目は男女兼用という点だ。
「男性にも使いやすいデザインで、肩パットが広がり、背中にフィットする構造。登山用リュック素材で撥水機能があり、汚れが落としやすい。耐荷重30kで他と差別化している」という。
加えて「パパが使いやすい商品が少なかったと思います。男性は女性よりも力が強いって印象があるので、ファミリーで出かけた時には、抱っこ任されがちですが、男性だって疲れるんです。腕が痛いんですよ。そんなパパも助けたい。パパが育児に関わることで、女性も助かるので、男女兼用にしました」
ヒップシート付きショルダーバックには工夫がいっぱい!
ショルダーバッグとして使え、抱っこ補助にもなる2ウエイ使用が今回の大きなポイント。特に力を入れた点はバッグ自体に子供を乗せるので「肩をがっちりホールドしながらも肩への負担を軽減できる工夫をしている点」と脇谷さんは話す。
バッグをよくみると、肩パッドにはクッションが入り、ショルダー部分は肩を包み込むように大きく広げることができるので重さも分散でき、肩への負担がここで軽減できるのがわかる。そして子供を乗せる座面は滑り止めがついていたり、背もたれがあったりするので、子供にも大人にも安心感が生まれるというのだ。それに、大柄の方でも小柄の方でも使いやすいように調整ベルトは長めに作られており、体格差のある男女間でもシェアして使いやすくなっている。
ポケットが多く、便利で使い勝手も良く安全にも考慮
バッグの方は、メインポケット、内ポケット、前面小ポケット、スライドポケット、背面ポケットに便利な“とりあえずポケット”が2個ついて、ポケットだけで7カ所。ものが出しやすいように工夫されている。またバッグは8リットル以上の容積になっているのもうれしい。
気になるのが抱っこ中の転落事故。たとえば、子供が万が一、抱っこ中にバックルをはずしてしまっても、セーフティーバンドがあることですり抜けない構造になっているのは見逃せない。
カラーはブラック。2024年11月から一般販売を開始。定価は1万2000円(税込)。実際に使用した人からは「大容量のショルダーバッグなので荷物をひとつにまとめることができ、抱っこ補助がバッグについているので、抱っこが楽になりました」という賛同の声が多く聞かれた。
この「Hug 育バッグ」は、2023年には行政母子保健コーディネーターにも就任した育児相談員でNPO法人「こもれびroom」助産師・看護師の中原千晶さんの推奨も得られているという。ちなみに、中原さんは延べ1万人以上の育児相談に対応した人物でもある。
「抱っこを通じて親子の絆を深めて」
「このバッグは乳幼児の子育て補助だけでなく、抱っこというスキンシップを通して、親子の未来に繋がる心理的な健康や、絆を強化することも目的としています。また、抱っこ以外の子育ての場面でもとても使いやすいように作り上げました。抱っこを卒業した後も親子の思い出の品として末永くご使用いただければ、うれしいです」と脇谷さんは話している。
▽「DDiccho」の「Hug育バッグ」問い合わせ先
https://www.witheminal.com/ddiccho/