35歳過ぎたら黒タートルネックが「オバ見え」!? 今まで通りの着方だとNGな理由に「心当たりありすぎる」「まさに自分…」 

太田 真弓 太田 真弓

寒さ厳しき折、セーターの下やチュニックの下、トップスとしても欠かせない「黒タートルネック」。真冬のファッションにおいて便利で温かく、何かと使いやすいこのアイテムに思わぬ落とし穴があるようです。

 「\なんか変/オバ見えする黒タートルの着方」と題してInstagramに投稿したのは、岡山県岡山市でパーソナルスタイリストとして活動している太田まきこさん(maki_style__)。35歳以上のおしゃれ迷子女子が垢抜けるための提案をSNSで発信しています。

「冬になると着たくなるのがタートルネック。
中でも黒タートルは何にでも合わせやすく温かいので重宝するアイテム。
なのですが…
年齢を重ねると『だんだん似合わなくってきたな…』と感じる事がありませんか?
35歳を過ぎた頃から黒タートルの違和感が半端じゃない!
若い時は似合っていたのに年齢と共に顔が大きく見えたりスタイルが悪く見えたり。
その原因はいろいろあるのですが、大きな原因は3つ。」

この文章とともに、黒タートル×薄手ダウン×デニムというファッションに身を包んだ太田さんご自身による動画がスタート。続いて、黒タートル×チュニック×デニムの40~50代女性あるあるコーディネートで登場し「こういう着方してない?」と呼びかけ。

なぜ「オバ見え」になってしまうのか?その3つの原因と解決法を動画とサムネイルで分かりやすく解説していきます。

1. 顔の輪郭の変化

加齢によるむくみやたるみでどうしても大きく見えがちになる顔。タートル部分が首全体を覆い「あごが乗っている」ような状態に見えることが違和感に。タートル部分を折ったり、髪の毛をまとめるor短い髪にすることで顔まわりをスッキリ見せる効果でマイナス面をカバー。

2. 肩と背中の丸み

年々体型が丸くなる上に、姿勢も悪くなりがち。タートルネックのトップスがそこを全て拾ってしまうことが野暮ったく見える原因に。ジレを羽織って隠したり、スカーフやストールを使って身体の線ではなく、小物に視線を集めて。

3. バスト位置のダウン

あごからバストトップまでの距離が最も長く見える形がタートルネック。バストが下がっているのが目立つと「オバ見え」の原因になるので、スカーフやストール、ジレや羽織りもので胸元を隠して。また、ボリュームのあるボトムスを合わせ、さらにネックレスなどのアクセサリーで縦ラインを強調するのもGOOD!

この投稿に「心当たりありすぎる」「ついそこまでって思うとやりがちー!」「もうタートル無理だと思って、この前バイバイしたところでした。諦めなきゃよかった」「顔が大きく見えて悩んでましたが解説見て参考になりました」「めっちゃ勉強になる」と、フォロワーさんたちからの声が続々と届いています。

30代での出産を経て体型に変化を感じ、おしゃれに悩んだ太田さん。パーソナルカラー診断や骨格診断を受け、試行錯誤を繰り返す中で「おしゃれ迷子のためのサロン」を開催していた師匠と出会い、ファッションを勉強する道へと進みます。

現在は、パーソナルカラー診断やショッピング同行、オンラインクローゼット診断などを通してファッションに悩む30~50代女性を中心にアドバイスを行い、パーソナルスタイリストとして活躍中です。

太田さんにお話を聞いてみました。

「脱・オバ見え」にはファッションのアップデートと自撮りを

――なぜ今回の投稿を?

毎年、防寒のためやおしゃれのために黒タートルを着ていましたが、自撮り写真を撮るようになってから「なんだかおかしい…」と思うようになりました。とにかく写真で見ると顔が大きく見える!鏡では気付かなかった事です。うちのサロンに来てくださるお客様に話したところ、同じように似合わなくなってきたと感じる方が多くいらっしゃいました。まだ気付いていない方や、同じお悩みを持つ方の解決策になればと思い、作成しました。

――「オバ見え」、私(40代)世代にはドキリとくる言葉です。太田さんが考える「オバ見え」の定義とは?

「若い頃からアップデートをせずにそのままのスタイルを続けてしまっている人」です。それが若作りに見え、余計におばさんくさく見えてしまっていると感じます。35歳以上の女性は子育てや仕事に追われて、自分の今がどうなっているのか振り返る余裕が持てない方が多いです。おしゃれをしたいけど、アップデートの時間もなく昔から好きだったカジュアルなスタイルを続けてしまう…。

その結果が「オバ見え」スタイルになっているのかなと思います。40代を過ぎたら「オバ見え」どころか「オジ見え」もしてきますので、本当に要注意です!

――「オジ見え」!気をつけたいです(泣)。黒タートルの解決策はどのように考案を?

自分の経験から考えています。そしてとにかく着てみて、自撮りをする。この自撮りはとても面倒くさいのですがぜひやっていただきたいです。鏡ではわからない自分の本当の姿がわかります!あとは、本で探してみることや、ネットでも検索しています。

――Instagramでは「おしゃれ迷子」が垢抜けるための提案を多数紹介していますね。

私の投稿は「35歳以上のおしゃれに悩む女性」をターゲットにしています。自分が40代後半なのでハッシュタグに30代コーデをつけていませんでしたが、ターゲットは35歳以上なら何歳でも!です。誰もが共感できるお悩みであること、それを解決できるような提案であることを心掛けています。

――今の季節、寒さ対策や着膨れなどで服のバランスも難しいです。

私は「おしゃれは我慢」だとは思っていません。寒さや着心地の悪さを我慢しておしゃれをすることは、無理があるし楽しくないですよね。なので温かさを求めての重ね着はOK!ただ、パーソナルカラーなどのご自身の似合う色をどこかに取り入れて「色で遊ぶ」ことを提案したいです。

黒タートルをはじめ、白・グレー・ベージュのようなベーシックカラーばかりの重ね着だと、野暮ったくみえてしまうので、そこにカラーのあるマフラーやアームウォーマーを取り入れてみる、アウターをベーシックカラーではなくオレンジやグリーンなどのカラフルな色にしてみるなど、色の力で十分おしゃれ見えや垢抜けは叶います。靴下やタイツに色を入れるのも簡単におしゃれ見えしますよ!ぜひ自撮りでご自身の全体像や色味をチェックしたり、店頭で試着できるものは試してみてくださいね。

◇     ◇

「ほんの少しのことでステキに着こなせたり、ワクワクした気持ちで洋服を選べたり…そのお手伝いができればいいなと思っています。きっとみなさんも1枚は持っている黒タートル、『オバ見え』しない着方でおしゃれを楽しんでください!」と太田さん。「おしゃれ迷子」にとって有益で役立つ情報の発信、今後も期待しています!

■太田まきこさんInstagram
https://www.instagram.com/maki_style__/

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