プロ野球・ソフトバンクの牧原大成選手が25日、インスタグラムを更新し「家までサイン貰いにくるのは違うでしょ。まじでやめてください」と一部ファンの自宅突撃に苦言を呈した。牧原選手は11月6日にも「学生さん。人の家の前に友達連れてきて紹介しないでください」「ゆっくり住ませてくれ」と自身の自宅周辺をうろつく行為をやめるよう求めたが、収まらない迷惑行為にあらためてメッセージを発した。
2歳と生後1カ月の赤ちゃんを育てる牧原大成選手の妻HITOMIさんは11月初旬、「少し前から、仲間を引き連れて我が家の前に来て『ここ牧原の家だよ』って教える人がいたり(これは小中学生が多い気がします)」「車や散歩で家の前を通る時にわざとゆっくり通って庭の中の様子を覗き込もうとしたりということが増えてきました」と自宅をのぞき込むなどの迷惑行為が増加傾向にあることを明かし、「子供達とおこあずがのびのび暮らせるようにと住み始めた家ですが、1年間のうち半分以上は1人でこの家で子供達を守っている私からすると正直すごく怖いです」と子どもたちと犬2匹との平穏な暮らしがおびやかされている状況を訴えた。
HITOMIさんは「防犯カメラを設置して防犯カメラ設置中のステッカーを貼ろうと思います。もしこれを見ている人で心当たりのある人がいればもうやめてください」と迷惑行為をやめるよう求め、牧原選手はX(旧Twitter)をで「本当に勘弁してください。この件が続いて家のカーテンも閉めっきりシャッターも下ろしてます」と閉じこもった生活を強いられている妻子の窮状を明かし、「僕が居ない間 妻からも連絡があり不安になってるので。どうかよろしくお願いします」と理解を求めたが、今回の自宅へサインを求める行動は、牧原選手の訴えが伝わらなかったとみられる。
牧原選手はソフトバンクホークスの地元、福岡県久留米市出身の野手。2023年WBC日本代表に選ばれ、優勝に貢献した。2024年も日本シリーズでタイムリーを放つなど攻守で存在感を示し、今季国内FA権を取得した。
SNS上では「自宅凸(とつ=突撃の意味)なんてダサい行為」「マジで訴えていい」「球団側で警察手配するなりなんなりして、守ってあげてほしい」と一部ファンの迷惑行為を難じる声や、牧原選手や家族を気遣う声が寄せられていた。