台風25号は昨日16日(土)に熱帯低気圧に変わったものの、熱帯低気圧周辺の暖かく湿った空気の影響で、今日17日(日)は沖縄で大気の状態が非常に不安定に。明日18日(月)にかけて大雨のおそれがあるため、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に十分注意を。
熱帯低気圧に変わっても油断は禁物
台風25号は、昨日16日(土)15時に熱帯低気圧に変わりました。ただ、沖縄には熱帯低気圧周辺の暖かく湿った空気が流れ込み、大気の状態が非常に不安定となる見込みです。
今日17日(日)も、沖縄は断続的に雨が降るでしょう。局地的に雷雲が発達して、短い時間にザっと強く降ることもありそうです。落雷や竜巻などの激しい突風にご注意ください。
明日18日(月)6時までの24時間予想降水量は(多い所)
沖縄本島地方・石垣島地方 50ミリ
与那国島地方 60ミリ
となっています。
なお、雨雲が予想以上に発達した場合は、警報級の大雨となるおそれがあります。先日(9日)記録的な大雨に見舞われた地域もあります。明日18日(月)にかけて、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水など十分注意してください。
土砂災害から避難するには
沖縄では、明日18日(月)にかけて大雨による土砂災害のおそれがあります。土砂災害から避難するには、ポイントが2つあります。
1つめは、早めの避難を心掛けることです。特に、お年寄りや障害のある方など、避難に時間のかかる方がいらっしゃる場合は、大雨になってしまう前に、行動してください。また、夜中に大雨が予想される場合は、なるべく明るいうちに、避難所など安全な所へ避難することが重要です。
2つめは、より安全な所へ避難することです。これまで、土砂災害の多くは、木造家屋の1階で被害にあっています。すでに雨が強まっているなど、どうしても避難場所への移動が困難な場合は、近くの頑丈な建物の2階以上へ移るのも、選択肢の一つです。家の中に留まる場合も、斜面から離れた部屋や、2階以上の部屋へ移ってください。
万が一、土石流が発生した場合は、土砂の流れる方向に対して直角に、できるだけ高い所へ避難することが、命を守ることにつながります。