インターナショナルスクールを「途中退学」した子どもは6割強――そんな調査結果が、じゅけラボ予備校(大阪市北区)が運営する『じゅけラボOnlineインターナショナルスクールJOI』による調査でわかりました。では、途中退学の主な理由にはどのようなものがあったのでしょうか。
調査は、子どもをインターナショナルスクールに通わせていた経験がある全国の保護者307人を対象として、2024年6月にインターネットで実施されました。
その結果、インターナショナルスクールを利用していた人の65.1%が「途中退学」していたことがわかりました。
続いて、「子どもがインターナショナルスクールに通い始めた年齢」を聞いたところ、「5歳以下」(23.5%)や「8歳」(17.0%)、「6歳」(14.5%)などが上位となり、8歳までに通わせる保護者の割合は66.0%に及ぶことがわかりました。一方で、「13歳以上」で入学させる保護者の割合は合計で10.5%と低くなっています。
また、「インターナショナルスクールを途中で辞めた子どもの年齢」については、「8歳」(14.5%)や「9歳」(14.0%)に回答が集まり、中学生にあがるまでの小学生の時期に退学している子どもが合計で84.5%を占めました。
さらに、「子どもがインターナショナルに通っていた期間」をみると、「1年以上2年未満」(32.5%)や「2年以上3年未満」(26.0%)などが上位となり、2年未満で辞めている割合は55.0%と半数を超えています。
そこで、「インターナショナルスクールを途中退学した理由」を尋ねたところ、「学校になじめなかった」(23.5%)、「学費が高かった」(20.0%)、「教育内容に満足できなかった」(19.0%)といった回答が上位に並び、適応の難しさや経済的負担が大きな課題となっていることがうかがえる結果となりました。