株式会社リクルート（東京都千代田区）の美容に関する調査研究機関『ホットペッパービューティーアカデミー』は、このほど「薄毛に関する意識調査2024」の結果を発表しました。同調査によると、薄毛が気になり出した平均年齢は、男性が「38.6歳」、女性は「42.1歳」となり、男性のほうが早い段階で薄毛を意識し始める傾向にあることがわかりました。では、薄毛対策にかけてもよいと思う金額の上限はいくらぐらいだったのでしょうか。
調査は、現在薄毛の認識があり、薄毛を気にしている全国の20～69歳の男女2065人（男性1504人、女性561人）を対象として、2024年7月にインターネットで実施されました。
はじめに、「薄毛が気になり出した平均年齢」を調べたところ、男性が「38.6歳」、女性は「42.1歳」となり、男性のほうが早い段階で薄毛を意識し始める傾向にあることがわかりました。
続けて、「薄毛で嫌なこと」を教えてもらったところ、男性は「人の目が気になるようになった」（47.4％）や「できる髪型が減った」（35.3％）がTOP2となった一方、女性は「自分の抜け毛を見ることが増えた」（50.5％）、「人の目が気になるようになった」（47.3％）が上位を占め、男女ともに見た目や他人の視線に強い影響を受けていることがうかがえました。
また、「薄毛対策にかけてもよいと思う1カ月あたりの金額の上限」については、男性が「4928円」、女性が「3559円」。全ての年代において男性のほうが金額が高くなっており、特に20代男性は「7475円」で他の年代よりも高くなっています。
さらに、「今後試してみたい薄毛対策」を尋ねたところ、男女ともに「育毛エッセンス・育毛ローションや発毛剤・育毛剤を使う」（男性24.4％、女性29.4％）が1位に。次点回答は男女で異なり、男性は「薄毛治療・対策のできる病院や専門クリニック」（22.7％）、女性では「薄毛が目立ちにくい分け目や髪型」（21.4％）への関心が高いことがわかりました。
次に、育毛促進や髪のボリュームアップに関して「理美容室への相談意向がある（とてもそう思う+まあそう思う）」と答えた人は35.9％で、直近4年で増加し続けていることが判明。
その一方で、理美容室への相談意向があるのにもかかわらず「相談ができていない理由」としては、男女いずれも「言い出すのが恥ずかしいため」（男性58.4％、女性46.2％）が1位に。次いで「相談しても良いアドバイスがもらえるかわからないため」（同33.5％、同40.0％）が挙げられています。
最後に、「理美容室でやってみたいメニュー」を教えてもらったところ、「ヘッドスパ・ヘッドマッサージ」（43.3％）、「髪がボリュームアップして見えるような髪型（カット）」（41.0％）などが上位となったほか、「頭皮や髪の診断」（27.7％）という意見も挙がりました。
