自民党の参議院議員（東京選挙区）の生稲晃子氏（56）が、裏金問題を取りざたされた立候補者を応援している。10月27日投開票の衆議院議員選挙戦で、自民党公認の立候補者の応援演説をしつつ、裏金問題で比例代表への重複立候補は認められなかった丸川珠代氏や、自民党の公認を得られなかった元文部科学大臣の下村博文氏、平沢勝栄氏も支援しており、インスタグラムに応援活動を報告すると、「頑張ってくださいね」「大嫌い」と賛否の声が寄せられている。
アイドルグループ「おニャン子クラブ」のメンバーだった生稲晃子氏は、女優として暴れん坊将軍、キッズウォーなどに出演し、2022年の参議院議員選挙に初当選した。この参院選の際、萩生田光一氏とともに「世界平和統一家庭連合（旧統一教会）」の関連施設を訪問し、生稲氏の選対本部長は下村博文氏が務めた。
生稲氏は今回の衆院選で、東京近郊や全国を飛び回りながら、自民党から公認を受けた数多くの立候補者たちの応援に駆け付け、「日本のために全力で頑張ります」とエールを送っている。一方、裏金問題で自民党公認を受けたが比例代表への重複立候補から外された丸川珠代氏、非公認となった下村博文氏、平沢勝栄氏の応援演説や事務所訪問も行っている。
「丸川珠代候補、誰もが希望を持てる社会をつくりたい！未来に安心と豊かさを手渡したい！という思いで今頑張っています！」
「下村博文候補は、教育再生・日本再生を実現し、幸福度世界一の日本を作っていきます」
「平沢勝栄候補は、世界から信頼される国家を全力で作っていきます！」
「ご支援をよろしくお願い致します」
などとインスタグラムには丸川氏、下村氏の隣でマイクを握る写真をアップし、支援を求めた。
SNS上では「生稲さんの応援が後押しになるといいですね」とねぎらう声がある一方、「生稲も“愚か者”！」と裏金事件で取りざたされた候補者を応援する生稲氏を批判する声も上がっています。
