昨今の葬儀は故人の意向や遺族の気持ちを尊重して、さまざまな形式で執り行われていますが、みなさんは自身の葬儀はどのような形式が良いと思いますか。株式会社NEXER(東京都豊島区)とイオンライフ株式会社(千葉市美浜区)が展開する葬祭斡旋事業『イオンのお葬式』が共同で実施した「葬儀の形式」に関する調査によると、約6割の人が「家族葬」と回答したことがわかりました。
調査は、直葬・火葬式を知っている全国の男女687人を対象として、2024年7月にインターネットで実施されました。
はじめに、通夜や告別式といった儀式を行わず、火葬だけを行う「直葬・火葬式に参列・列席した経験」について聞いたところ、「参列・列席した経験がある」と答えた人は48.8%、「経験はない」と答えた人は51.2%という結果になりました。
直葬・火葬式に参列・列席した回答者からは、「面倒ごとが無くて、スムーズだった」(30代男性)、「お別れの時間が短く寂しく思えた。でも実際問題、費用や時間を考えると効率は良いかも」(40代女性)、「普通の葬式に比べて費用も抑えられ、1日で終わるので参列する側としては楽でした」(40代女性)といった意見が聞かれました。
続いて、「自身の葬儀はどのような形式が良いと思いますか」と尋ねたところ、「家族葬」(59.4%)が最も多く、次いで「直葬・火葬式」(23.3%)、「一般葬」(7.4%)が続きました。
「家族葬」と答えた人からは、「家族に見守られて旅立つのは幸せだと思うから」(20代女性)、「家族だけでこじんまりとやってほしいので」(50代男性)、「直葬は寂しい気がするので家族だけで葬儀をしてくれれば満足です」(40代男性)などの意見が聞かれました。
一方、「直葬・火葬式」と答えた人からは、「家族に負担をかけたくないので簡単に済ませられる火葬式にして欲しい」(40代女性)、「お金や手間をかけてほしくないので」(40代男性)などの声が寄せられています。
また、親族の葬儀についても同様に尋ねたところ、「家族葬」(63.6%)、「直葬・火葬式」(13.7%)、「一般葬」(11.9%)が上位となり、「家族葬」が自身の場合の割合を上回った一方で「直葬・火葬式」は下回る結果となりました。
「家族葬」と答えた人からは、「親しい身内だけで故人を偲びたい」(50代女性)、「家族葬の方が別れの時間を多く作れるから」(40代男性)、「年を取ってからの葬儀に家族以外の参列を望むのは経済的負担が大きいため」(50代男性)などの意見が聞かれました。
一方、「直葬・火葬式」と答えた人からは、「お金や手間をかけたくないから」(30代男性)、「式典は極力シンプルにしたほうが気分的に辛さが少ないと思う」(40代女性)などの声が寄せられたそうです。
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【出典】
▽イオンのお葬式
https://www.aeonlife.jp/