世界中から愛された柴犬の追悼式 みんなでギネス記録に挑戦「愛犬とギネスホルダーに」

渡辺 晴子 渡辺 晴子

「あなたの愛犬もギネスレコードホルダーになりませんか?」

暗号資産ドージコイン(※DOGE)のロゴや、Xのアイコンになったことで知られた元保護犬の柴犬かぼすちゃんが、今年5月24日に18歳(推定)で虹の橋を渡ってから11月で半年。かぼすちゃんのモニュメントがある「佐倉ふるさと広場」(千葉県佐倉市)で、11月2日に「DOGE DAY」と称して追悼式が開かれます。

その中で、320匹以上が一斉に歯磨きをするギネス記録に挑戦するイベントを同時開催。現在、ギネスに参加するワンちゃんたちを募っています。

この追悼式と歯磨きイベントは昨年11月にモニュメントを建てた 「※※Own The Doge」 という、かぼすちゃんを愛する世界中の人たちが集うコミュニティが主催。ワンちゃんたちが一斉に歯磨きをするギネス記録に挑戦することについて、飼い主の佐藤敦子さんは「主催者側から話を聞いた時は、あまりの驚きでしばらく思考回路が停止状態になりました(笑)。初めはギネスに挑戦なんて無理だとお断りをしていたのですが、熱意に負けました。歯磨きのコツは飼い主さんそれぞれのやり方でいいと思いますので、ぜひご参加をお願いします」と話します。

※DOGE:「dog」のスペルを崩したネットスラング

※※「Own The Doge」:海外ではかぼすちゃんは「Doge」と呼ばれていますが、Own The DogeはDogeの頭文字「D.O.G.E.(Doing Only Good Everyday=毎日良いことだけをする)」の精神を追求・推進し、数多くの慈善事業・社会貢献をしている団体。

飼い主「参加することに意義がある! 前歯だけでもOK」

かぼすちゃんが世界中に知られるようになったのは、佐藤さんが2010年2月にブログに投稿した“流し目”をするかぼすちゃんの写真がきっかけ。愛くるしい目と仕草に多くの人たちが癒されました。殺処分される寸前にボランティア団体に引き出されたワンちゃんでした。

生前のかぼすちゃんは、床に座った佐藤さんの足の間にお腹を上にして寝かせて歯を磨いていたとのこと。大切なのは「歯石がたくさんついてしまったら体が元気なうちに病院でスケーリングをしてもらうこと」と、佐藤さん。そのおかげで、かぼすちゃんは18歳まで歯はピカピカだったとか。最近新しく家族にお迎えした元保護犬の柴犬ねいろちゃん(雌・10歳)の場合、かぼすちゃんのような体勢は嫌がるため、床に座らせて足で体を挟みながら磨いているそうです。

ギネスにチャレンジする一斉歯磨きイベントについて、佐藤さんは「それほど難しくはありません。320匹が一斉に磨くのですが、スタートから3分以内に歯を磨く動作を実行し、それを監視員が確認できればそれでいいとのこと。3分以内にその動作をしなかったり、その場を離れてしまった場合は失格となります。前歯だけでもOKです。ギネス記録は達成できたらうれしいですが、『参加することに意義がある!』という気持ちで、とにかく気楽にみんなで笑いながら、楽しめたらいいなと思っています」と話しています。

ギネスに参加する際は、エントリー料はなし。人間1人に対して犬1匹のペアで参加を。参加記念の缶バッジがもらえます。最寄りの京成佐倉駅から会場までは、ワンちゃんも乗車OK(キャリーケースなし可、マナーパンツ・ベルト着用)の無料バスが走る予定。乗車した場合、記念カードあり。受付時間は12時30分から、チャレンジ開始は13時30分から。参加申し込みは「DOGE DAY 2024」サイトのエントリーフォームにて。

エントリーフォーム「犬が一斉に歯磨き」ギネスチャレンジ!参加者(犬)募集

「DOGE DAY 2024」サイト

ライブドアブログ「かぼすちゃんとおさんぽ。」

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