フリーランスの約4割「国民年金の未納期間がある」…その理由は? 未納者の実態と対処法を税理士が解説

まいどなニュース情報部 まいどなニュース情報部

株式会社スガワラくん(名古屋市中村区)が運営するYouTubeチャンネル『脱・税理士スガワラくん』は、このほど「国民年金保険料」に関する調査結果を発表しました。同調査によると、第1号被保険者(個人事業主、フリーランス)の約4割が「国民年金の未納期間がある」と回答したことがわかりました。では、国民年金を未納期間がある原因にはどのような理由があるのでしょうか。

調査は、全国の20歳以上40歳未満の第1号被保険者(個人事業主、フリーランス)の男女300人を対象として、2024年9月にインターネットで実施されました。

はじめに、「国民年金の未納期間の有無」を尋ねたところ、全体の62.3%が「未納はない」と答えた一方で、37.7%が「未納期間がある」と回答し、「10年以上」(4.7%)や「支払ったことがない」(6.0%)という人も一定数みられました。

また、未納期間がある113人のうち、「国民年金の未納により日本年金機構から通告が来たことがある」(54.9%)と答えた62人に「最後に届いた通告の種類」を教えてもらったところ、「督促電話や郵便」(33.9%)が最も多く、次いで「督促状」(14.5%)、「赤い特別催告状」「最終催告状」(いずれも12.9%)、「差し押さえ」(6.5%)といった回答が挙げられました。

続けて、国民年金の「未納の理由」を尋ねたところ、「収入が少ないから」(35.4%)や「経済的に支払いが困難(収入が少ないは除く)」(30.1%)など、経済的理由が上位を占めました。

そのほか、「将来自分がもらえるかわからないから」(25.7%)、「支払総額よりも受給総額が少ないと思うから」(12.4%)といった将来の年金受給の不安から納付していない人も約4割みられました。

最後に、未納期間がある113人と未納期間がない187人それぞれに「過去10年分の未納分をさかのぼって納付できる『追納制度』を知っていますか」と尋ねたところ、未納がない人は「知らない」(未納あり23.9%、未納なし48.1%)が半数を占める一方、未納期間がある人の7割弱が「追納制度」を認知しており、「利用した」(未納あり18.6%、未納なし4.3%)人が約2割いることがわかりました。

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【出典】
▽脱・税理士スガワラくん 調べ

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