お盆休みが目前となり、義理の実家への帰省を予定している人も多いのではないでしょうか。株式会社AlbaLink(東京都江東区)が運営する不動産の情報メディア『高く売る不動産』が実施した「義両親との関係」に関する意識調査によると、「義両親との関係は良い」と答えた人が8割強に上ることが分かりました。では、義両親とうまく付き合うための工夫はどのようなことがあるのでしょうか。
調査は、全国の10~50代以上の既婚男女500人を対象として、2024年7月にインターネットで実施されました。
まず、「義両親と会う頻度」を尋ねたところ、最も多かったのは「年1~2回」(29.8%)と「年数回」(26.2%)で半数以上を占めました。
また、「義両親との関係」については、全体の86.2%が「良い」(とても良い26.2%、まあ良い60.0%)と回答し、義両親とうまく付き合っている人が多数派だとわかりました。
「良い」と答えた割合を30代以下(286人)と40代以上(214人)で比べると、30代以下が89.9%だったのに対して、40代以上では81.3%と割合が減少。「義両親との関係が良いと感じる理由・悪いと感じる理由」について、以下のようなコメントが寄せられました。
【義両親との関係が良いと感じる理由】
▽金銭的援助はしてくれるのに、我が家の方針には口を出さないから(20代女性)
▽会うといつも快く迎えてくれる。価値観を尊重してくれる(40代女性)
▽実の両親と冗談などを言い合ったことはないが、義理の両親は関西出身だけあって「笑わせてなんぼ」という気持ちが強く、いつも笑い声が絶えない家庭で居心地がすごくいい(50代以上男性)
【義両親との関係が悪いと感じる理由】
▽ほとんど会うことがないので、なかなか仲良くなれない(30代男性)
▽干渉しすぎ。我が家にアポなしで来たりするので、喧嘩になり仲が悪い(40代女性)
▽私たちが大変なときは関わってこないくせに、自分たちが困ると連絡が来る。とにかく横柄な態度で嫌い(50代以上女性)
では、義両親とうまく付き合うための工夫や心がけていることにはどのようなことがあるのでしょうか。
調査の結果、1位「距離感を保つ」(114人)、2位「プレゼントを贈る」(100人)、3位「コミュニケーションをとる」(85人)、4位「挨拶・お礼を欠かさない」(57人)などが上位に挙がり、「関わりを減らしてストレスも減らす」パターンと、「自分から積極的に良好なコミュニケーションを取りに行く」パターンが主流であることが分かりました。それぞれの回答についてのコメントは以下の通りです。
【1位:距離感を保つ】
▽なるべく深く関わらず、世間話のみで解散する(20代女性)
▽頼りすぎない。必要以上に会ったり連絡したりせず、近すぎない距離感をキープする(30代女性)
▽頼りすぎず、干渉しすぎない。価値観や意見が違うのは当たり前なので、付かず離れずがいいと思う(50代以上男性)
【2位:プレゼントを贈る】
▽母の日、父の日などのプレゼントを欠かさない(30代女性)
▽お土産などプレゼントをこまめに渡している(40代男性)
▽「お中元」「お歳暮」「母の日」などのイベントは、欠かさず何かを贈る(20代女性)
【3位:コミュニケーションをとる】
▽LINEなどで定期的に近況報告をする(20代女性)
▽2カ月に1回は一緒にご飯を食べるようにしている(30代女性)
▽月に一度は連絡をし、近況報告したり世間話したりして、コミュニケーションをとるように心がけています(40代男性)
【4位:挨拶・お礼を欠かさない】
▽感謝の言葉を伝えるようにしている(40代男性)
▽何かいただいたときは、お礼を言う。食べ物の場合は「とても美味しかった」などとコメントも忘れない(50代以上女性)
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【出典】
▽高く売る不動産/【義両親との関係は良い?うまく付き合うための工夫ランキング】既婚者500人アンケート調査
https://wakeari-hikaku.com/52807/